「施工管理技士の資格に挑戦したいけど、自分にできるか自信がない」
「それぞれの試験の合格率はだいたいどれくらいなんだろう」
施工管理技士という資格に興味は持ちつつも、
・結局、施工管理技士は合格できるのか?
・合格したらどんなメリットがあるのか?
・どういう将来像を手にできるのか
・具体的に、どうやったら効率的に合格できるのか?
実際のところはどうなんだろう?と、気になりますよね。
そこで本記事では、躯体サブコンとして多くの現場を支え、数々の施工管理技士を輩出してきた株式会社エルラインが、試験の難易度から攻略法、合格するメリットから資格を武器にした「出口戦略」までを、忖度なしでお伝えします。
ネットに転がっている表面的な情報ではなく、多数の技術者を抱えるエルラインだからこそ話せる「資格とキャリアの内部事情」を凝縮しました。ぜひ最後までご覧ください。
施工管理技士の難易度は?

まず先に結論から言うと、1級・2級ともに施工管理技士全体の合格率は概ね「30%〜50%」の間で推移しています。
工種によって数字に多少のバラつきはありますが、「この工種だから絶望的に難しい」というほどの差はありません。どの種目を選んだとしても、およそ「3人に1人、あるいは2人に1人が受かる」というのが施工管理技士試験のリアルな立ち位置です。
ここで、受験を控えたあなたに一番伝えておきたい総論があります。
施工管理技士の試験は、「実務経験の長さ」と「合否」が必ずしも比例しないということです。
- どれだけ現場経験が豊富で、職人から一目置かれるベテランでも、勉強しなければ落ちます。
- 逆に、まだ実務経験が浅くて現場のことが完璧に分かっていなくても、正しく勉強すれば一発で受かります。
現場の知識があることは大きなアドバンテージにはなりますが、試験はあくまで「試験」。現場での叩き上げの勘だけでは突破できない試験対策が存在します。
「難易度は決して高くはない。けれど、無策で挑んで受かるほど甘くもない」
この事実をまずは理解しておいて頂ければと思います。具体的な種目別の数字や、効率的な攻略法については、この後のセクションで深掘りしていきます。
施工管理技士の種類

一口に施工管理技士と言っても、その種類は7種目に分かれています。
ここでまずお伝えしたいのは、「基本的には、今自分が担当している現場の工種を受けるのが鉄則」ということです。二次検定(実地)では実務経験の記述が必須となるため、自分が毎日見ている現場の話を書くのが最も確実で、合格率も高いからです。(実務経験としても必要になります。)
もし、「これから本格的にキャリアを築く」という段階であれば、「建築施工管理技士」を主軸に置くのが定石です。
募集求人の数が多く、一次検定に合格して「技士補」の資格を得るだけでも、転職やキャリアアップにおいて最強の武器になるからです。
では、具体的にそれぞれの資格がどんな現場を動かしているのか、その特徴を端的にチェックしていきましょう。
建築施工管理技士
マンション、ビル、学校、商業施設など、人々が過ごす「ハコ」そのものを造り上げる司令塔です。
杭工事から始まり基礎、躯体、内装、外壁、外構まで、関わる職種が非常に多く、多種多様なプロフェッショナルを束ねるマネジメント力が試されます。
全ての工程に携わるため、建物が完成し、明かりが灯った瞬間の達成感は格別です。また、全工種の中で求人数が多く、1級を取得すればほとんどの建設会社で即戦力として迎えられるほど、市場価値の「潰し」が効く最強のカードとなります。
土木施工管理技士
道路、橋梁、トンネル、ダム、河川改修など、社会の根幹を支える「インフラ」を造る仕事です。
相手にするのは「自然」そのものであり、天候や地質に左右される中で、いかに安全かつ予定通りに工事を進めるかという緻密な計算と判断力が求められます。公共性が非常に高く、自分の仕事が「地図に一生残る」というダイナミズムを最も味わえる工種です。
公共工事の入札において1級土木施工管理技士の配置は必須条件となることが多いため、企業にとっても喉から手が出るほど欲しい、安定感抜群の資格です。
電気工事施工管理技士
建物やインフラの電気にまつわる工事を担当する、電気設備のスペシャリストです。
受変電設備から照明、コンセント、非常用発電機にいたるまで、建物内のあらゆる電気系統の施工を管理します。図面通りに配線を通すだけでなく、他工種との調整が重要で、現場全体の流れを読み解く力が養われます。
近年ではスマートビルや省エネ設備の導入が進み、電気の専門知識を持つ技術者のニーズは急上昇中です。建築・土木どちらの現場でも必ず必要とされるため、景気の影響を受けにくい安定したキャリアを築けます。
管工事施工管理技士
冷暖房・空調設備、給排水、ガス配管といった、管工事をメインとする工種です。
目に見えない天井裏や床下に、複雑な配管をいかに効率よく、メンテナンス性まで考えて配置できるかが腕の見せ所です。建物の「快適さ」を直接コントロールする役割があります。新築工事でも管工事でも安定した需要があるため、一度身につけたスキルと資格は一生モノの武器になります。
電気通信工事施工管理技士
5G基地局の設置や光ファイバー網の整備、防犯カメラシステムなど、現代の「情報インフラ」を構築する仕事です。専門用語としては「弱電工事」を担当します。
2019年に新設された比較的新しい資格ですが、IT社会の加速に伴いその重要性は爆発的に高まっています。従来の建設知識に加え、通信特有の高度な技術理解が求められ、希少価値の高い技術者を目指せるのが最大のメリットです。
データセンターの建設やスマートシティ構想など、これからの最先端プロジェクトに携わりたい方にとっては、夢のある工種と言えます。
造園施工管理技士
公園や街路樹の整備、屋上庭園の創出、さらには歴史的な庭園の保全まで、「緑と景観」を管理します。
植物という「生き物」を扱うため、植栽の知識はもちろん、それを支える土壌や排水、さらには公園内の遊具や石組みといった工作物の施工知識まで幅広く求められます。
都市開発における「潤い」や「環境保護」が重視される昨今、SDGsやカーボンニュートラルの観点からも注目が集まっています。人々の憩いの場を作り出す仕事であり、完成後に多くの人が集まる光景を見られるのがこの仕事の醍醐味です。
建設機械施工管理技士
ブルドーザー、バックホウ、クレーンといった「重機」を主役とした現場のプロフェッショナルです。
大規模な造成工事や道路工事において、機械の特性を最大限に活かし、いかに効率的かつ安全に土を動かすかという施工計画を練り上げます。
人手不足が深刻な建設業界において、施工の「自動化・省人化」は急務であり、重機を使いこなす管理技術者の役割はさらに重要度を増しています。大型機械が大地を動かす迫力ある現場を指揮する楽しさは、この工種ならではの特権と言えるでしょう。
各種施工管理技士の合格率

それでは続いて、それぞれの工種においてどの程度の合格率か、1級2級それぞれでどの程度の合格率か、といった部分を最新の令和6年度・7年度の試験結果に基づき一覧化しました。
自分が受ける試験難易度の高さを客観的に把握しておきましょう。
1級施工管理技士の合格率
| 工種 | 第一次検定(1級) | 第二次検定(1級) |
| 建築施工管理 | 48.5% | 39.0% |
| 土木施工管理 | 43.1% | 38.9% |
| 電気工事施工管理 | 40.2% | 55.1% |
| 管工事施工管理 | 38.7% | 52.4% |
| 電気通信工事施工管理 | 69.2% | 45.8% |
| 造園施工管理 | 52.1% | 42.3% |
2級施工管理技士の合格率
| 工種 | 第一次検定(2級) | 第二次検定(2級) |
| 建築施工管理 | 45.0% | 30.0% |
| 土木施工管理 | 55.6% | 35.2% |
| 電気工事施工管理 | 55.0% | 40.0% |
| 管工事施工管理 | 50.5% | 45.2% |
| 電気通信工事施工管理 | 58.3% | 42.1% |
| 造園施工管理 | 50.0% | 40.5% |
事前に理解すべきこと:施工管理技士の難易度は決して高くない
次のセクションからは施工管理技士の試験を効率よく突破する方法について解説をしていきますが、その前に理解をしておいてほしいことがあります。それは「施工管理技士の難易度は決して高くない」ということです。
全7種目の試験結果を平均すると、施工管理技士試験のリアルな突破率は以下のようになります。
- 1級:一次検定 平均46.8% / 二次検定 平均44.2%
- 2級:一次検定 平均51.4% / 二次検定 平均38.1%
この数字を見てどう感じたでしょうか?
1級の一次試験であれば、「2人に1人」は確実に受かっているのが現実です。2級の二次試験こそ、経験の浅い若手の受検者が多いため30%台に落ち込みますが、それでも「3人に1人以上」は合格しています。これを「10人中7〜8人が落ちる超難関」と捉えるのは、少し大げさだということがわかるはずです。
施工管理技士の合格ボーダーラインは「6割」です。出された問題のうち、60%に正答すれば合格になります。
また、施工管理技士の試験は出された問題すべてに回答するものではなく、出題された問題の中で、自分が回答したい問題を選択して回答をすることができます。そして、自分が選択した問題のなかで、6割取れていれば合格なんです。やるべきことさえやれば順当に報われるフェアな試験です。
実際、私たちの周りには、現場経験が全くない状態から「1級の一次検定」を一発で突破し、1級技士補の称号を手にしている若手が大勢います。
「実務経験が浅いからまだ早い」と遠慮するのはもったいない話です。この試験の正体は、突き詰めれば「過去問の筋トレ」に過ぎません。重箱の隅をつつくような難問に悩む必要はなく、過去5〜7年分の問題を繰り返し解いて「出題パターン」を体に染み込ませるだけで、合格ラインは十分に超えられます。
落ちている人の大半は、頭が悪いわけでも経験が足りないわけでもなく、単に「過去問を回す回数が足りなかった」だけ。現場経験が豊富でも勉強しなければ落ちますし、経験が浅くても過去問をやり抜けば受かります。
最強の攻略本である過去問が手元にある以上、ビビる必要はどこにもありません。まずは気負わず、いきなり1級を狙うくらいの気持ちで一歩踏み出してみましょう。
▼参考記事
いきなり1級建築施工管理技士は可能?勉強方法や注意点などを解説
施工管理技士の試験に合格するコツ

「よし、挑戦してみよう」と決めた後に待っているのは、どうやって日々の仕事と勉強を両立させるかという悩みです。ここからは、現場を回しながら着実に合格を勝ち取っている技術者たちからヒアリングした「試験攻略のコツ」を整理しました。
決して特別な才能が必要なわけではありません。いかに今の生活リズムを壊さずに、合格に必要な「6割の得点」をもぎ取るか。忙しいからこそ知っておきたい、効率的な向き合い方をいくつか共有します。
【攻略のコツ①】受験申込から受験日までのスケジュールを組む
「試験勉強は、やる気が出た時から始めればいい」――そう考えて後回しにしていると、現場の忙しさに飲み込まれて一瞬で試験当日を迎えてしまいます。施工管理技士の試験攻略において、まず最初に行うべきは「受験申込を完了させたその日から、試験日までの学習スケジュールを逆算して立てること」です。
願書を出し、受験料を振り込んだその瞬間が、最もモチベーションが高い「スタート地点」です。そこから試験当日まで残り何日あるのかを把握し、カレンダーに学習の目処を書き込んでいきましょう。
ここで大切なのは、現場の状況に左右される「1日単位」の細かすぎる計画を立てないことです。
急なトラブルや残業で勉強できない日があるのは、この業界では当たり前。だからこそ、
「この週までに過去問を1周する」
「この月までにこの分野の過去問を3周する」
といった、週単位や月単位でのざっくりとした、でも着実なスケジュールを組むことが、挫折せずに完走する最大のポイントになります。
参考までに、2級建築施工管理技士上期試験の勉強スケジュールをご紹介
参考までに、エルライン社内教育にて使っている、2級建築施工管理技士の勉強スケジュールをご紹介します。本人の理解度によって、必要な時間は変わりますが、概ねこの様な勉強計画を作ると良いでしょう。


【攻略のコツ②】なるべく前倒しで学習を進める
「試験の1ヶ月前から追い込めばいいや」という考えは、施工管理の現場では非常に危険です。なぜなら、施工管理の仕事には「現場のイレギュラー」が付きものだからです。
近隣からの急なクレーム対応、予期せぬ悪天候による工期の遅れ、あるいは機材のトラブル……。こうした突発的な事態が起きれば、昨日まで立てていた勉強計画に遅延が発生してしまいます。
だからこそ、「時間と心に余裕があるうちに、できる限り前倒しで学習を進める」ことが、合格への最大のリスクヘッジになります。『試験はだいぶ先だから、今は勉強しなくていいや』と勉強を後回ししてしまうと、後々困ります。
「後でまとめてやる」のではなく、「先に終わらせて、後は流すだけ」の状態をいかに早く作れるかが、忙しい施工管理が合格勝ち残るための鉄則です。
【攻略のコツ③】適切な勉強時間を確保する
結局のところ、合否を分けるのは「地頭」でも「経験値」でもなく、「適切な勉強時間を確保できたかどうか」、ただそれだけです。
「落ちた」という人の話を聞いてみると、そのほとんどが能力不足ではなく、ただの準備不足。現場の忙しさを言い訳に、合格に必要な最低限の時間すら確保できていないケースがほとんどです。逆に言えば、どんなに未経験に近い人でも、時間を味方につければ合格することができます。
目安として、施工管理技士試験に合格するために必要な学習時間は、100時間〜200時間と考えましょう。
「200時間」と聞くと途方もない数字に感じるかもしれませんが、3ヶ月かけて準備するなら1日1〜2時間、1ヶ月の短期集中なら1日5〜6時間という計算です。大事なのは、試験当日までにこの「100〜200時間」という総量を何が何でも積み上げることです。
「勉強すれば受かる。勉強しなければ落ちる」
これが施工管理技士の難易度を取り巻く現実です。まずは自分のスケジュールの中に「合格のための200時間」をどう捻出するか、真剣に向き合ってみてください。
【攻略のコツ④】試験勉強を習慣化する
人間の意志の力は現場終わりの疲労感の前では驚くほど無力です。だからこそ、自分のやる気に頼るのではなく、歯磨きと同じように試験勉強を習慣化しましょう。
・現場開始が8:30だとしたら、7時には現場の最寄り駅に到着し、カフェで1時間勉強する習慣を作る。
・現場のお昼休み1時間のうち、30分は試験勉強をする習慣を作る
・土日は起きてすぐ図書館へと行き、1時間勉強してから休日を謳歌する習慣を作る
この様に勉強をする習慣を作ることで、勉強時間の積み上げも安定してきますし、勉強モードに入るストレスも徐々に少なくなっていきます。
「頑張って勉強するのではなく、習慣として勉強する」という形にできれば、合格は一気に近付きます。
【攻略のコツ⑤】過去問題を繰り返し解く
施工管理技士試験の合格への最短ルートは、間違いなく「過去問」にあります。基本的には、施工管理技士の試験問題は過去問から出題されることが多いからです。
目安として、過去問7年分を5周することを心掛けましょう。ここまでやり込めれば、合格の確率はかなり上がります。
また、分野別に過去問を解いていくのも手です。「建築学」、「法規」、「躯体施工」、「仕上げ施工」といったように分野ごとに過去問を解いていけば、自分にとって何が苦手かが分かってきます。苦手分野を重点的に勉強をすることで、効率的に学習を進めることができます。
難しい参考書を最初から最後まで読み込む必要はありません。まずは過去問を開き、解いていくことから初めてください。
【攻略のコツ⑥】現場の隙間時間を活用する
「今日は残業だったから勉強できなかった」――もしそう思っているなら、もったいない。施工管理の現場には、実は「隙間時間」が転がっています。
まとまった1時間を確保するのは難しくても、日常に散らばる「5分・10分」をかき集めてみてください。 例えば、現場への移動時間、朝礼前のちょっとした待ち時間、そして昼休み。さらには、通勤の電車内や、現場から事務所へ戻る車の中。こうした細切れの時間を合計するだけで、1日の中で1時間以上の勉強時間を捻出することは十分に可能です。
隙間時間学習のコツは、「やることをあらかじめ決めておくこと」です。
「時間が空いたら何をしようかな」と考えている間に、隙間時間は終わってしまいます。
「昼休みの15分で過去問を5問だけ解く」
「移動中の電車では暗記カードを10枚見返す」
といった具合に、短時間で完結するタスクを用意しておきましょう。
今はスマホ一つあれば、アプリで過去問を解くことも、講義動画を観ることもできます。重い参考書を持ち歩く必要はありません。 「1時間は無理でも、5分ならできる」 この積み重ねが、最終的に「適切な勉強時間(100〜200時間)」を突破するための、最も現実的で強力な手段になります。
【攻略のコツ⑦】実務経験記述に関しては先輩のフィードバックを受ける
二次検定の合否を左右する「実務経験記述」。ここに関しては、自分の文章力だけで勝負しようと思わないでください。はっきり言って、経験の浅い人が頭を捻って書く文章より、修羅場をくぐり抜けてきたベテランが考えた内容の方が、圧倒的に「正解」に近いからです。
経験記述で求められるのは、「施工で大切なポイントを技術的な視点で正しく説明できているか」です。自分が書いた記述案は、必ず現場の先輩や上司に見せ、フィードバックをもらってください。
ベテランならではの視点が入るだけで、記述のリアリティと説得力は劇的に向上します。自分一人で抱え込んで「これで合ってるのかな……」と悩む時間は、試験対策において最ももったいない時間です。
恥ずかしがらずに、「合格したいので、添削をお願いします!」と周囲を頼りましょう。現場の先輩たちも、同じ道を通って資格を勝ち取ってきた人たちです。あなたが真剣であれば、喜んで知恵を貸してくれるはずです。先輩の脳を借りて「勝てる記述」を作り上げること。これが二次検定を最短で突破するための、一番の近道です。
難易度の高い施工管理技士に合格するメリット

「なぜ、仕事でヘトヘトになりながら、わざわざプライベートを削ってまで勉強しなければならないのか」そう思う方もいるかもしれません。その答えは、合格した瞬間に手に入る「圧倒的なリターン」が明確だからです。
施工管理技士の資格は、単なる知識の証明ではありません。建設業界という資格市場主義の世界において、あなたの技術者としての格付けを一気に引き上げる国家資格です。
試験の難易度が一定以上に保たれているということは、それだけ「持っている人が限られている」ということ。この壁を乗り越えた先には、目に見える形での昇給や手当はもちろん、現場での立ち位置や転職市場での評価など、具体的なメリットが数多く待っています。
具体的に、この資格を手にすることであなたのキャリアがどう変わっていくのか、その現実的なメリットを見ていきましょう。
【メリット①】年収アップがしやすい
最も即効性のあるメリットが、給与面でのリターンです。多くの建設会社では、施工管理技士の取得に対して「資格手当」を支給しています。毎月数万円の上乗せでも、年間で見れば数十万円、定年まで考えれば1,000万円単位の差になります。
例えば、株式会社エルラインでは2級の技士補に合格したら、月の給料が3万円アップするような制度設計をしています。月3万円は年間だと36万円です。少なくない額なので、自分の生活にも直結するのではないかと思います。

さらに、資格を得ることで役職が上がれば、基本給そのもののベースアップも期待できます。自分の時間を削って勉強した対価が、これほど明確に「数字」として返ってくる投資は他にありません。
【メリット②】主任技術者・監理技術者になれる
施工管理技士を取得する最大の「実務上のメリット」は、法律で定められた現場の責任者になれることです。
建設業界では各現場に責任者を置く必要があります。規模によって、1級の資格が必要か、2級の資格が必要かは変わりますが、1級の資格を持っていれば、どの規模の現場でも責任者(主任技術者・監理技術者)になることができます。
資格がないうちは、どれだけ実力があっても「誰かの補助」という立ち位置から抜け出せません。しかし、この資格を手にすることで、名実ともに「現場の長」として認められ、会社にとっても「現場を任せられる代えのきかない存在」へと昇格します。
【メリット③】食いっぱぐれにくい
建設業界は、常に深刻な技術者不足に悩まされています。特に有資格者の不足は致命的で、どの企業も喉から手が出るほど施工管理技士を求めています。
近年日本は不景気ではありますが、国家資格という裏付けがある技術者は、不況時でも需要は常にあります。一度取得してしまえば、日本全国どこへ行っても仕事に困ることはありません。まさに、一生涯自分と家族を守り抜くための「最強の保険」と言えます。
【メリット④】働き方の自由度が上がる
「施工管理は激務」というイメージがある人もいるかもしれませんが、資格を持つことで逆に働き方の選択肢は広がります。
有資格者は市場価値が非常に高いため、自分のライフスタイルに合った条件(土日休み、残業少なめ、地元密着など)を提示している企業を選べる立場になるからです。資格という後ろ盾があるからこそ、会社に縛られすぎない「自分らしい働き方」を勝ち取ることができるようになります。
【メリット⑤】転職市場で高く評価される
もしあなたが今の職場に不満を感じたとしても、施工管理技士の国家資格さえあれば、転職活動で苦労することはありません。履歴書の資格欄に「1級施工管理技士」と書くだけで、面接の確率は飛躍的に上がり、年収アップを前提としたスカウトが届くことも珍しくありません。
「今の会社でしか通用しないスキル」ではなく、業界全体で共通して評価される「モノサシ(国家資格)」を持つことは、自分のキャリアのハンドルを自分で握り続けるために不可欠な要素です。
施工管理技士に関してよくある質問

受験を検討する際、多くの人がぶつかる疑問や不安をQ&A形式でまとめました。
【Q1】記述問題(二次検定)の採点基準って公開されてるの?
残念ながら、具体的な採点基準や配点は非公開です。
ただ採点しているのは現場を経験している人のようなので、表面的な文章ではなく、本質的に現場の経験を語る必要があります。繰り返しにはなりますが、先輩社員から実務経験記述のフィードバックを貰うことが重要です。
【Q2】文字の綺麗さって合否に影響するの?
文字の「上手さ」は関係ありませんが、「読みやすさ」は重要です。
採点官も人間です。乱雑で解読不能な字は、それだけで内容が正しく伝わらず、減点対象になるリスクがあります。丁寧にはっきりと書くことを意識しましょう。
【Q3】二次試験を独学で突破できるの?
不可能ではありませんが、ハードルは少し上がります。
一次(マークシート)は独学でも十分いけますが、二次は「自分の経験記述が合格ラインに達しているか」を客観的に判断するのが難しいため、有識者による添削を受けるのが確実です。
【Q4】自分の経験が受験資格の実務経験にカウントされるか分からない
判断に迷う場合は、試験実施機関(全国建設研修センターなど)のホームページにある「実務経験の区分」を細かくチェックしましょう。
不明な点は、会社の人事担当や、すでに資格を持っている先輩に相談するのが一番の近道です。
【Q5】文系出身だと理解よりも合格率は下がる?
実は、文系・理系の差はそれほどありません。
計算問題も一部ありますが、施工管理技士の試験でそこまで難しい計算問題は出題されません。「文系だから」とあきらめずにチャレンジしましょう。エルラインでも文系出身で1級建築施工管理技士に合格している人材もいます。
▼参考記事
文系から施工管理へ「知的マネジメント職」ロードマップ
【Q6】どんな参考書を選べばいいですか?
過去問を中心にまとめて解説してくれているものを選びましょう。
また、図解や写真が多いテキストだと解説が分かりやすいので、書店などで分かりやすく解説してくれていそうな問題集を購入するようにしましょう。
【Q7】通信講座やスクールに高いお金を払う価値はある?
「絶対に今年で受かりたい」
「自分でスケジュール管理をする自信がない」
という方には価値があります。特に二次検定の添削指導がセットになっている講座は、合格率を大幅に引き上げてくれる「ショートカット」になります。
【Q8】暗記が苦手なのですが、効率的な勉強方法ある?
「丸暗記」ではなく「なぜそうするのか」という理由(根拠)と一緒に覚えるのがコツです。また、一度に長時間やるより、朝の10分、昼の10分といった「隙間時間の反復」の方が記憶の定着率は圧倒的に高まります。
【Q9】ネットの例文をそのまま移すとバレて落ちる?
基本的にはNGです。自身の実務経験と紐づいて本質的な回答になっていれば問題はありませんが、表面的に同じ文章を書いてしまうと減点対象になる可能性が高まります。
【Q10】施工管理技士の試験に合格すれば、ホワイトに働けますか?
環境次第です。
施工管理技士の資格を持っていれば、必ずホワイトに働けるという訳ではありません。ただ施工管理技士の資格を持っていることで市場価値が高まり、自分が働きたい環境を選ぶ力を身に付けることができます。
例えば、株式会社エルラインのリニューアル事業部では、繁忙期でも残業が45時間を超えることがなく、ワークライフバランスを保った働き方を実現することができます。
「どこで働くか」を選べるのは、会社を選ぶことのできる市場価値の高い人だけです。
資格に合格することで、市場価値を高め、ホワイトに働ける環境を選べる人になりましょう。
施工管理技士の資格を活かすなら株式会社エルラインへ

「難関資格を取得したのだから、正当に評価してくれる会社で働きたい」
「施工管理技士に挑戦したいので、しっかりサポートしてくれる会社を探している」
そうお考えの方は、株式会社エルラインのリニューアル事業部について話を聞いてみませんか?
エルラインでは、有資格者による手厚い資格取得支援はもちろん、取得した資格に対する正当な評価制度、そしてその資格を存分に活かせる現場配属を整えており、あなたのキャリアアップと収入アップを全力で支援しています。
また、リニューアル工事は新築工事とは異なり、工程管理の工夫次第で残業時間を抑えやすいのが特徴です。仕事のやりがいと、プライベートを大切にできるワークライフバランスの両立を実現できます。
| 株式会社エルライン リニューアル事業部で働くメリット |
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| 資格取得をバックアップ: 施工管理技士の取得支援に力を入れています クリーンな労働環境: 繁忙期であっても、残業が月45時間を超えない体制を徹底しています。 高年収への道: 所長クラスまで昇進すれば、年収1,000万円超えも十分に目指せる環境です。 |
「今の環境で正当に評価されていない」
「もっと上を目指したい」
という方は、ぜひ一度採用サイトを確認してみてください。
まだ「転職するかどうか迷っている」という段階でも、まったく問題ありません。もし、少しでも私たちの働き方に興味を持っていただけたなら、こちらからお気軽にお問い合わせください。
あなたの挑戦を、心よりお待ちしております。



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