「張り出し足場って、地上に足場が組めないときに最適って聞いたけど本当?」
「張り出し足場ってウチでも組める足場なのかな?難しいルールはない?安全性は?」
記事をご覧のあなたは、工事計画で「張り出し足場」が指定されて、戸惑われているのではないでしょうか。
あまり馴染みのない特殊な足場なので、「構造はどうなってる?」「本当に適切な足場なの?」と、疑問に思う方も少なくないでしょう。
張り出し足場は、建物の外側に張り出し材を取り付け、その上に、踏板を設置したり、くさび緊結式足場や枠組足場などの通常の足場を組み立てたりする構造の足場です。
建物の外壁から張り出した「ベランダのような足場」をイメージすると分かりやすいでしょう。

建物に直接取り付けるため、地上スペースの狭さや地形の影響を受けずに設置・使用できるのが特徴です。
ただ、安全に設置するためには、足場にかかる荷重や安全率など、複数の要素を考慮した綿密な計算が欠かせません。
実際の作業では、設計図どおりにいかない“たわみ”や“振動”への対応など、細かい調整や判断が求められるため、技術と経験を備えた作業者の存在が不可欠です。
また、張り出し材(ブラケットやアングル等)を含めた資材の選定には、通常の足場以上に注意が必要です。踏板を張り出し材が直接支えるという、特殊な構造であるため、資材の強度が足場全体の安全性に直結するからです。
そこでこの記事では、張り出し足場に関わる設置ルールや注意点を、初めて導入する方にもわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、張り出し足場の構造や特徴が具体的にイメージでき、現場に最適かどうかを自信を持って判断できるようになります。
通常の足場が組めない状況に悩んでいる方に役立つ内容ですので、ぜひ最後まで目を通していただけたらと思います。
1. 「張り出し足場」とは建物から突き出たベランダのような足場

冒頭でもお伝えした通り、張り出し足場とは、工事中の建物の外側に「張り出し材」を取り付けて、その上に本足場※を組み立てる構造の足場です。
「地上から足場を組むことができない」「隣接する建物や道路との距離が狭すぎる」など、特殊な条件下で使用されます。
※主にくさび緊結式足場、枠組足場が用いられます。現場によっては、張り出し材の上に踏板を直接のせただけの簡易的な仕様が採用されることもあります。
わかりやすくいうと、建物の外壁に大型の張り出し材をボルトで固定し、そこにベランダのような足場を設置するイメージです。

足場を建物に直接固定するため、地上スペースの狭さや地形の凹凸に影響されずに設置できますが、その一方で、取り付け部の強度確認を十分に行う必要があります。
外壁に穴をあけて施工を進めていくため、建物の所有者から合意を得ておくことも欠かせません。
チェック!【張り出し足場の設置で不可欠な確認事項】
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・壁面の強度確認 外壁への取り付け箇所が足場の荷重に耐えられるかどうかを、設計士等の専門家が、建物の設計図や構造図をもとに確認する必要があります。 |
・所有者との合意 建物の外壁に穴をあけたり、アンカーを取り付けたりするため、所有者(管理会社や大家など)との事前の合意と、書面での許可取得は不可欠です。 また、足場撤去後の穴埋めや外壁補修の範囲・方法についても、事前に契約で取り決めておくことで、トラブルの防止につながります。 |
また、足場の基礎となる張り出し材(足場ブラケットやアングルブラケットなど)は、本足場を支える重要な部材のため、高い強度が求められます。
張り出し材の強度については、6.張り出し足場の導入が決まったら必ず確認すべき「資材のポイント」2つで詳しく解説します。
まず1章では、張り出し足場とは、
- 地面から足場を組めない場合に採用される特殊な足場であること
- 建物の外壁に、ベランダのような足場を直接取り付ける構造であること
- 設置の際は、強度確認と所有者との合意確認が不可欠であること
この3点を押さえておきましょう。
2. 張り出し足場の安全対策に関わる法令

張り出し足場は、地上から組み立てる一般的な足場とは異なり特殊な構造であるため、高い安全対策が求められます。
厚生労働省では、労働安全衛生規則の中で、張り出し足場に関する安全対策を以下のように定めています。
足場材の緊結・取り外し・受け渡しなど作業時の安全帯取付設備の設置などつり足場や張出し足場・高さが2m以上の構造の足場を組立て・解体・変更する際に、足場材の緊結・取り外し・受け渡しなどの作業を行うときは、次の措置がいずれも必要です。
①困難な場合を除き、幅40cm以上の作業床を設置してください。
②安全帯を安全に取り付けるための設備などを設置し、労働者に安全帯を使用させるか、これと同等以上の効果を有する措置をとってください。
※狭小な場所や昇降設備を設ける箇所に幅40cm未満の作業床を設けるとき、つり足場の組立てなどの作業で幅20cm以上の足場板2枚を交互に移動させながら作業を行うときを含みます。
第519条
事業者は、高さが二メートル以上の作業床の端、開口部等で墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い、手すり、覆い等(以下この条において「囲い等」という。)を設けなければならない。2.事業者は、前項の規定により、囲い等を設けることが著しく困難なとき又は作業の必要上臨時に囲い等を取りはずすときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
重要な部分を分かりやすくするため、要点を以下にまとめました。
張り出し足場に必要な安全措置の要点まとめ
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・幅40cm以上の作業床を設置すること 足場材の取り付け・取り外し・受け渡しなどの作業時には、原則として幅40cm以上の作業床を設ける。 ※狭小部や昇降箇所など例外的に幅が確保できない場合には、幅20cm以上の足場板2枚を交互に移動させて作業する。 |
・安全帯の使用と安全帯取付設備を設置すること 労働者が安全帯を確実に使えるよう、専用の取付設備を設置する。(もしくは、これと同等以上の安全対策を講じる) |
・囲い・手すり・覆いを設置すること 高さ2m以上の作業床の端や開口部には、墜落防止のために囲いや手すり、覆いなどを設ける。 |
・防網と安全帯を使用すること(例外対応) 作業上、囲い等の設置が難しい場合は、防網を張る、安全帯を使わせるなど、労働者の墜落を防止する措置を講じる。 |
これらは、張り出し足場の作業時における事故リスクを低減するために最低限必要な措置です。
また、繰り返しお伝えしているように、張り出し足場の設置にあたっては、これらの法令遵守に加え、足場を支える張り出し材の強度確認が欠かせません。
3. 張り出し足場のメリットは「地上の制約を受けない」こと

張り出し足場の最大の強みは、地上のスペースや凹凸などの制約を受けないことです。
建物から外側に直接足場を張り出す構造のため、地面を占有する必要がありません。
たとえば、狭小地・交通量の多い道路沿い・隣接建物が迫っている現場など、地上からの足場設置が難しい環境でも設置可能です。
また、地面が不安定だったり、凹凸があったりしても、張り出し足場には影響がありません。
地盤の補強工事をせずに済むため、現場によってはコストや工程の簡素化につながる場合もあります。
さらに、通行路を塞がずに設置できるため、歩行者や車両の動線を確保しながら工事を進められるのも大きな利点です。
近隣住民や、当該施設利用者への影響を最小限にとどめることができます。
このように、地上環境に左右されず、柔軟に対応できる点が張り出し足場の何よりの利点といえるでしょう。
4. 張り出し足場のデメリットは「設置に技術と経験が求められる」こと

一方で、張り出し足場のデメリットは、一定の技術と経験がないと設置や運用ができない点です。
法令上は「足場の組立て等作業主任者」の有資格者がいれば設置が可能ですが、実際は不慣れな現場監督や作業者だけで対応することは現実的ではありません。
特殊な構造を持つため、施工管理の知識や経験がないと、安全に設置することが難しく、事故リスクを高める恐れがあります。
張り出し足場を安全に設置するためには、足場にかかる荷重や安全率など、複数の要素を考慮した綿密な計算が欠かせません。
張り出し足場設置で求められる綿密な計算
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・荷重計算 作業員の体重、工具・資材の重量、風圧など、張り出し足場にかかる全ての荷重を正確に算出し、それに耐えられる強度の材料を選定します。 建物の構造や張り出し角度、使用する足場材の特性なども加味する必要があります。 |
・安全率の設定 張り出し足場では、荷重の2〜2.5倍以上に耐えられるよう、安全率に余裕をもたせるのが基本です。ただし、実際の現場では、設置場所や作業内容に応じて柔軟に対応する力も求められます。 ※安全率:許容応力との比率。万が一に備えて、構造の強度に余裕を持たせる設計基準のこと |
たとえば、設計上は問題がなくても、現場の状況(風の強さ・地形・建物の状態など)によっては、安全率を再考したり、設置方法を調整する必要が出てくることがあります。
また、作業中のたわみや振動への対応、設置位置の微調整など、現場での細かな判断が求められる場面も多く、経験の浅い作業者だけでは対応が難しいのが実情です。
張り出し足場は一見すると便利な構造に見えますが、すべての建設業者が簡単に取り付けられる足場ではないことを認識しておきましょう。
5. 張り出し足場の設置・使用をおすすめする4つのケース

ここまでのまとめとして、5章では、張り出し足場の設置・使用をおすすめするケースをご紹介します。
張り出し足場が活用されるのは、「地上の制約を受けない」メリットを活かせる、以下の4つのようなケースです。
張出し足場の設置・使用をおすすめする4つのケース
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1. 近隣の建物との間が狭く、地上から通常の足場を組めないケース 張り出し足場であれば、地上のスペースに頼らず、建物の外壁に張り出す形で足場を設置でき、周囲への影響も最小限に抑えられます。 |
2. 都市部や交通量の多いエリアで、道路と建物の距離が狭いケース 通常の足場では交通の妨げになる可能性がありますが、張り出し足場なら道路や歩道を占有せずに作業をすることが可能です。 |
3. 現場の人通りが多いケース 繁華街や駅周辺などでは、地上に足場を設置すると通行人に危険が及ぶ可能性があります。張り出し足場を使えば、歩行者の安全を確保しながら作業が行えます。 |
4. 建物の下が駐車スペースになっているケース 地上に足場を組むと駐車場の利用が制限されることがありますが、張り出し足場なら駐車スペースをふさがずに工事が行えます。 |
このように、張り出し足場は地上の制約を受けやすい現場において、大きな力を発揮します。
ただし、4. 張り出し足場のデメリットは「設置に技術と経験が求められる」ことでお伝えしたように、安全な設置には技術と経験が求められます。
張り出し足場の導入にあたっては、その点も十分考慮するようにしましょう。
6. 張り出し足場の導入が決まったら必ず確認すべき「資材の注意ポイント」2つ

張り出し足場の導入を決めた方に、資材を選ぶときに必ず確認すべきポイントをお伝えします。
張り出し足場は、踏板を張り出し材が支えるというデリケートな構造であるため、張り出し材の安全が、足場全体の安全性に直結します。
強度や耐久性が不足した張り出し材を使用すると、作業中にたわみや歪みが生じたり、最悪の場合には足場の一部が破損して大事故につながるリスクがあります。
したがって、選定時には以下の点を必ず確認してください。
張り出し足場の導入が決まったら必ず確認すべき「資材の注意ポイント」2つ
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よく読んで頭に入れておきましょう。
【まず規格品であることが基本】 張り出し材を含むすべての資材は、JIS(日本産業規格)や業界団体の基準を満たした「規格品」であることが大前提です。 規格品には、許容荷重や寸法、材質などが明確に定められており、安全性の裏付けがあります。 一方、規格外の部材はそうした基準が不明確なため、設計との不適合や、重大な事故につながるリスクがあります。 中古品などで規格品かどうか分からない場合は、メーカーや取り扱い店舗に必ず確認しましょう。 |
6-1. ポイント1|強度を確認する
張り出し材(ブラケットやアングルなど)は、足場を安全に支えるために十分な強度を持っている必要があります。
材質には以下のような種類があり、それぞれ強度や特性が異なるため、用途に応じて確認、選定が不可欠です。
強度が高い順|張り出し材に使われる主な材質
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鉄鋼製 | 高い強度をもち、重荷重に対応できる。 |
溶融亜鉛メッキ鋼製 | 鉄鋼に亜鉛メッキを施したもので、強度は鉄鋼とほぼ同等。加えて耐食性や耐候性に優れている。 |
ステンレス製 | 鉄鋼より強度は劣るものの、非常に高い耐腐食性を持つのが特徴。 |
アルミニウム製 | 軽量で扱いやすく、作業効率が高い。ただし、耐荷重性能は鉄鋼より劣る。 |
※順位は一般的な目安です。製品によってはこの限りではありません。
張り出し材を選ぶ際は、材質ごとの特性を把握した上で、「どの程度の荷重に耐えられるか」「作業効率とのバランス」なども考慮し、現場に最適な強度を確保することが大切です。
適切な強度の判断には、設計士などの専門家による構造計算が必要になります。
また、目安となる耐荷重は製品によって異なるため、必ずメーカーの仕様書や技術資料を確認し、使用条件に見合った資材を選定してください。
6-2. ポイント2|耐久性を確認する
張り出し材がどのくらいの期間、荷重に耐えられるかという「耐久性」も、資材選定時の重要なポイントです。
長期間の設置が想定される場合や、雨風にさらされる環境で使用する場合は、劣化や腐食に強い材質を選ぶことが、安全性と長期的なコスト削減につながります。
耐久性が高い順|張り出し材に使われる主な材質
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ステンレス製 | 非常に高い耐腐食性を持ち、屋外や沿岸部などの厳しい環境でも長期間の使用に適している。 |
溶融亜鉛メッキ鋼製 | 耐候性・耐食性に優れており、サビに強い。 |
鉄鋼製 | 強度は高いが、錆びやすく、環境によっては早期に劣化する可能性がある。 |
アルミニウム製 | 一定の耐久性はあるが、表面に傷が付くと腐食が進む場合がある。 |
※順位は一般的な目安です。製品によってはこの限りではありません。
張り出し材を選ぶ際には、使用期間・設置環境・メンテナンス性などを総合的に考慮し、現場に適した耐久性を持つ資材を選ぶことが大切です。
特に、長期にわたる設置や、雨風などの過酷な屋外環境での使用が想定される場合は、その後の維持管理や交換の頻度・コストも視野に入れて、耐久性の高い資材を選定する必要があります。
製品によっては、耐久性を高める表面処理(防錆塗装や特殊メッキなど)が施されているものもあるため、メーカーの仕様や性能データをしっかりと確認した上で選ぶようにしてください。
ただこうした判断も設置作業と同様、一定の知識や経験がないと難しいケースがあります。
そのため、ご自身だけでの判断が不安な場合は、メーカーや信頼できる資材業者に相談するのも一つの方法です。
張り出し足場に知見のある専門家に現場の状況や作業内容を共有することで、最適な資材や組み方についての具体的なアドバイスを受けることができます。
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8. まとめ
張り出し足場の最大の強みは、地上スペースの狭さや凹凸といった制約に左右されずに設置できることです。
この特徴を活かせるのは、次のようなケースです。
- 近隣の建物との間が狭く、地上から通常の足場を組めないケース
- 都市部や交通量の多いエリアで、道路と建物の距離が狭いケース
- 現場の人通りが多いケース
- 建物の下が駐車スペースになっているケース
張り出し足場を安全に設置するためには、一定の技術力と経験が欠かせません。
また、資材の選定においては、強度や耐久性の確認を怠らないようにしましょう。
この記事が、特殊足場に関するお悩み解消の一助となれば幸いです。
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