「次の現場で足場に防音パネルを張ることになったけど、どれを選べばいいのだろう?」
「ネットで調べたらいろんな種類が出てきたけど、おすすめは?」
足場用防音パネルの遮音効果は、防音シートのそれの約2倍といわれていますが、その分価格も高いだけに、絶対に失敗はしたくないですよね。
主要なメーカー5社と、各社製品の特徴を踏まえた上で「どういったケースにおすすめか」を整理したものが下表です。
メーカー | おすすめケース |
---|---|
株式会社エルライン | コスパを重視する場合 |
株式会社DAYS | 遮音性能を追求したい場合 |
積水樹脂プラメタル株式会社 | 多彩な選択肢を求めている場合 |
株式会社清和パネル | ランニングコストを重視する場合 |
株式会社大力 | 周辺環境への配慮を重視する場合 |
今回ご紹介しているパネルは全て、仮設工業会の認定を受けている防音パネルです。
基本的な性能は共通していながら、それぞれに特徴があるため、自社が何を重視するかによって最適な製品は変わってきます。
そこで本記事では、以下の点について解説します。
この記事を読むとわかること
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この記事をお読みいただければ、自社の状況や現場にふさわしい防音パネルを見つけられるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、次の現場にぴったりの防音パネル選び、そして将来的な導入への備えとしてお役立てください。
1. 足場用防音パネルを選ぶときのポイント8つ

パッと見、どれも同じように見える足場用防音パネル。
どれを選べばよいのかわからず、戸惑ってしまいますよね。
肝心の遮音性や安全性を担保するために、「仮設工業会認定品」であることは大前提ですが、その上で選定の際に着目すべき点としては下記のようなポイントがあります。
足場用防音パネルを選ぶときのポイント8つ
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実際に現場に導入する際にこれらがどう影響してくるのかを知り、的確に選べるようにするために、各ポイントについて以下で詳しく見ていきましょう。
1-1. 【対応する足場の種類】使いたい足場に対応しているか
足場用防音パネル選びにおいては、まず「使いたい足場に対応しているか」をチェックしましょう。
特にくさび式や次世代足場に使いたい場合は、確認が欠かせません。
というのも、足場用防音パネルの多くは「枠組足場」に取り付けられるよう設計されているからです。
くさび式や次世代足場に取り付け可能な足場用防音パネルは、
【1】専用に設計された製品
【2】専用の取付クランプが用意されている製品
のいずれかであることが必要となってきます。
次章からご紹介する防音パネルメーカー5社の中では、唯一、積水樹脂プラメタル株式会社製が、枠組・くさび式・次世代の3種類の足場に対応可能な製品を展開しています。
現場の足場タイプがくさび式や次世代足場である場合は、対応可能な製品かどうかをカタログやメーカーサイト、販売店などで確認しましょう。
1-2. 【運搬性・保管性】段付きフレーム構造になっているか
足場用防音パネル選びでは、運搬性と保管性を大きく高める「段付きフレーム構造」であるかどうかにも着目しましょう。
フレームが段のついた構造となっていれば、重なり合ったパネル同士の段差部分がかみ合うことで、ズレることなくピッタリと積み重ねができるからです。
結果として、次のような効果を見込めます。
段付きフレームパネル2つの効果 |
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【輸送時】 【保管時】 |
具体的には、段付きフレームではない製品に比べ、同じスペースであれば約2倍の枚数を運搬・保管できます。
今回ご紹介するメーカー5社でいえば、株式会社大力の製品を除き、全て段付きフレームとなっています。
段付きフレーム構造で高い運搬性・保管性を実現すれば、単価が同じでも実質的なコストパフォーマンスは上がりますので、選定時の検討材料としましょう。
1-3. 【防汚性】セルフクリーニング機能があるか
足場用防音パネル選びでは、見た目のきれいさを維持するための機能があるかどうかにも注目するとよいでしょう。
パネルは風雨にさらされ続けるため、汚れやすい資材のひとつだからです。
汚れたパネルは、企業イメージに敏感な元請けや、街の美観を重視する近隣住民に悪印象を与えかねません。
セルフクリーニング機能を備えたパネルなら、雨が降るたびに表面のホコリや泥が自然に流れ落ち、長期間きれいな外観を維持できます。
撥水加工が施されているパネルも、汚れが付着しづらく、きれいな状態を維持しやすいです。
今回ご紹介するメーカー5社のうち、株式会社エルラインと積水樹脂プラメタル株式会社の2社の製品は、防汚加工が施されています。
汚れが性能に直接的に影響することはないため、防汚仕様は必須ではありません。
しかし、「雑な現場」と見られて良いことはひとつもないということも真実です。
現場全体の印象に影響することに配慮し、汚れに強いかどうかも選定基準のひとつとして考えることをおすすめします。
1-4. 【メンテナンス性】部分的な修理が可能か
足場用防音パネル選びでは、部分的な修理や部品交換が可能な構造かどうかもポイントとなってきます。
何らかの損傷が発生した際、フレームあるいはパネル全体を買い替えなくても済めば、メンテナンスにかかるコストを削減できるからです。
今回ご紹介するメーカー5社のうち、フレームが分割構造となっているのは、株式会社清和パネルの製品です。
たとえばフレームの一部のみが変形した場合、同社製の防音パネルの修理費用は、フレームを丸ごと交換しなくてはければならない製品の場合のおよそ半分で済みます。
このように、必要な箇所だけ部分的に修理できれば、メンテナンス費用を抑えられ、破損したパネルの再利用も可能です。多くの枚数を使うものだけに、こうしたメンテナンス性も選定時の検討材料とするとよいでしょう。
1-5. 【角の強度】コーナー部は破損しにくいか
足場用防音パネル選びでは、角の部分の強度も見落とせないポイントです。
積み重ねや荷下ろしの際の衝撃、足場部材との干渉などにより、特に負荷がかかりやすいのは角だからです。
今回ご紹介するメーカー5社の中では、株式会社清和と株式会社大力の製品が、角の部分が補強されています。
前項ではメンテナンス性に触れましたが、考え方を変えれば、そもそも壊れにくいパネルを選べば、修理の手間自体が発生しにくくなるともいえます。
もちろん、どんな製品でも破損の可能性はゼロではありません。しかし、破損しやすい箇所の強度が高められているパネルであれば、日常的な扱いで受けるダメージにも耐えやすく、結果として現場の安心感やコスト削減にもつながります。
角の部分の強度は外見だけでは判断しづらいものですが、その点に配慮した設計の製品であれば、製品カタログなどに関連する記載があるケースがあります。
足場用防音パネル選びの際は、角の強度アップが図られているかどうかにも目を向けてみてください。
1-6. 【採光パネルの展開】採光パネルもあるか
足場用防音パネル選びでは、採光パネル(クリア素材でできていて窓のように光を通す設計のパネル)を展開している製品ラインであるかどうかも見極めポイントとなってくる可能性があります。
明かりが入ることで足場内の安全性が高まり、作業者のストレス軽減にもつながります。
実際、部分的に採光パネルを差し込み、視界は遮りつつも足場内の明るさも確保している事例はよく見受けられます。

このように、足場内の明るさを確保したいなら、最初から採光パネルも選べる製品ラインにしておくのがおすすめです。足場用防音パネルのサイズは共通ですので、別メーカーの採光パネルを差し込むことも可能ですが、外観やフレーム設計に微妙な違いがあるため、ガタつく可能性があるからです。
採光パネルを使う見込みがあるなら、はじめからラインナップに採光タイプがある製品に絞って選定しておくのがおすすめです。
今回ご紹介するメーカー5社でいうと、株式会社エルラインと積水樹脂プラメタル株式会社の2社が採光パネルも展開しています。
1-7. 【重量】どのくらい軽いか
足場用防音パネル選びでは、パネル1枚の重量も判断基準となってきます。
足場用防音パネルの重量は、メーカー問わず1枚がだいたい10kg前後(主流の18インチサイズの場合)と大差ないため、運びやすさや取り付けやすさという作業効率の面での影響はないでしょう。
しかし、大規模な現場では1,000枚単位で使うため、わずかな差が総重量で効いてきます。
たとえば株式会社大力製の防音パネルは、積水樹脂プラメタル株式会社製のものよりも1枚当たり200gほど重いだけですが、1,000枚使えば全体の重量差は200kg。
運搬トラックの積載制限や、足場荷重計算にも影響する可能性が出てきます。
大規模な現場ほど、1枚当たりのわずかな重量差も見逃さない目を持つことが、最終的に効率と安全の両立につながるといえるでしょう。
1-8. 【遮音性能】どれだけ騒音を低減できるか
足場用防音パネル選びにおいて、遮音性能で比べるというもひとつの方法です。
前提として、仮設工業会認定品である限り遮音性能は担保されており(500Hzの音を18dB以上、1,000Hzの音を23dB以上小さくできる)、どのメーカーの製品を選んでも目的は果たせます。
しかしその上で、わずかでも他社製のものより遮音性能が高いという特徴が、アドバンテージとなるケースも考えられます。
例を挙げると、今回ご紹介するメーカーのうちの1社である株式会社DAYSの防音パネルは、公表されている各社製品の音響透過損失の値(≒遮音性能)がほぼ横並びである中、3〜6dB程度上回っています。
たとえば住宅密集地の現場では、近隣からのクレーム防止の観点から、遮音性能にシビアにならざるを得ません。
防音対策をとことん追求するのであれば、こうした数dBの違いにもこだわるのはありでしょう。
どのメーカーの防音パネルにも共通する2つのポイント |
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どのメーカーの防音パネルにも共通するポイントは以下の2つです。 【防炎性】 仮設工業会認定品である限り、防炎性の有無を気にする必要はありません。 仮設工業会の認定基準には防炎性能も含まれており、認定品はどれも、消防法に定められた防炎性能を有していることが確かだからです。 【サイズ】 基本的にどのメーカーでも共通のサイズ展開となっていますので、「希望するサイズがある製品」というものさしは不要です。 インチサイズとメーターサイズそれぞれ5種類とコーナー用のものがあり、主流はインチサイズの最大のものである「18インチサイズ」(W1819mm×H862mm×D40mm)です。 |
2. 【コスパ重視なら】株式会社エルライン

最初にご紹介するのは、コスパを重視する方におすすめの、株式会社エルラインの「SBパネル」です。
株式会社エルライン製防音パネル | |
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特徴 | 他社同等製品よりも廉価 |
対応足場 | 枠組足場 |
段付きフレーム | ◯ |
防汚加工 | ◯ 撥水加工 |
強度 | 厚めのフレーム |
採光パネル展開 | ◯ |
重量 | — |
参考価格 (18インチサイズ1枚当たり税込価格) | 14,800円 (※足場用防音パネルの価格は基本的に都度見積もりのため、あくまで参考程度) |
取り扱い会社 |
※当該機能がないか、カタログに情報の記載がない場合は「ー」としています
※2025年7月時点の情報です
私たち株式会社エルラインは、足場業者からスタートし、現在では大規模工事や、足場材をはじめとした仮設資材の販売・買取も事業として行なっている会社です。
そんな私たちの「足場屋」の経験を存分に活かして開発された「SBパネル」は、ここでご紹介する防音パネルの中でも最新の製品です。
最大の特徴は、なんといってもコスパの良さ。
足場用防音パネルの購入価格は都度見積もりとなるため一概にはいえませんが、目安として、他社同等製品よりも1枚当たり数千円安いです。
たとえば、1万平米の現場であれば約7,000枚使われますので、1枚当たり3,000円安ければ、2千万円以上のコストダウンとなります。
しかも、安いからといってランクが下がるわけではなく、最新製品だけあって、既存製品の優れた特徴が随所に取り入れられており、実用性の高いパネルに仕上がっています。
段付きフレーム構造や撥水加工など、ひと通りの仕様を備えた防音パネルを低コストで調達できるのは大きな魅力です。
他社製品との互換性があるため、既に防音パネルを導入済みでも、既存のパネルを無駄にすることなく、追加購入した本製品を組み合わせて使うことができます。
また、フレームが厚めになっている分、耐久性が向上。先々のメンテナンス費用の軽減にもつながると考えられ、全体として大幅なコストダウンを見込めるでしょう。
同製品の詳しい特徴は、足場JAPANの「SBパネル新品商品詳細」でご確認いただけます。
エルラインのSBパネルが気になる方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。
2. 【遮音性能を追求するなら】株式会社DAYS

遮音性能を追求するなら、株式会社DAYSの製造する防音パネル「エイパネ君」がおすすめです。
株式会社DAYS製防音パネル | |
---|---|
特徴 | 認定基準を3〜6dB程度上回る遮音性能 |
対応足場 | 枠組足場 |
段付きフレーム | ◯ 段付き相当の特殊フレームカット |
防汚加工 | — |
強度 | — |
採光パネル展開 | — |
重量(18インチサイズ) | 11.0kg |
参考価格 (18インチサイズ1枚当たり税込価格) | 要問合せ |
取り扱い会社 |
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※当該機能がないか、カタログに情報の記載がない場合は「ー」としています
※2025年7月時点の情報です
同社は、現場の「こんな機材があったらいいな」「こんなものがあったら便利だな」という声を出発点に仮設資材製造を行っている会社です。
そんな同社の作る防音パネルは、一見するとクセのないスタンダードな製品ですが、実は音響透過損失の試験結果が基準値を3〜6dB程度上回っています。
ポイント
具体的には、500Hzで求められる18dB低減の基準に対して23〜24dB低減、1,000Hzでは23dB低減の基準に対し約26dB低減を実現しています。 |
「基準クリア」でとどまらず、余裕をもって性能を確保している点は、企業努力によるところといえるでしょう。
「できる限り騒音を抑えたい」「周辺環境への配慮を最重視したい」と考えるなら、検討に値する選択肢です。
同製品の詳しい特徴は、同製品を取り扱う株式会社ヤマトリースのサイトでご確認いただけます。
3. 【多彩な選択肢を求めるなら】積水樹脂プラメタル株式会社

多彩な選択肢を求めるなら、積水樹脂プラメタル株式会社の「ビルガード」シリーズがおすすめです。
積水樹脂プラメタル株式会社製防音パネル | |
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特徴 | 多様な足場やニーズに対応できる柔軟性 |
対応足場 | 枠組足場・くさび式足場・次世代足場 |
段付きフレーム | ◯ (SX) |
防汚加工 | ◯ セルフクリーニング機能(SB6-SC) |
強度 | — |
採光パネル展開 | ◯ |
重量 | 10.0kg |
参考価格 (18インチサイズ1枚当たり税込価格) | 27,720円(段付きフレーム構造モデルSX) (※足場用防音パネルの価格は基本的に都度見積もりのため、あくまで参考程度) |
取り扱い会社 |
|
※当該機能がないか、カタログに情報の記載がない場合は「ー」としています
※2025年7月時点の情報です
「アルミ樹脂積層複合板のスペシャリスト」を謳う同社が製造・販売する防音パネルは、多くの現場で使用されているメジャーな製品です。
今回紹介している5社製品の中で、唯一、枠組足場だけでなくくさび式足場、次世代足場(アルバトロス)の3種類に対応しています。
さらに同社では、枠組足場用のパネルを次世代足場に取り付けるための専用クランプも用意しています。既に枠組足場用の防音パネルをお持ちであれば、専用クランプの購入だけで次世代足場へ流用可能となるため大変お得といえるでしょう。
同社の防音パネルのラインナップをまとめたものが下表です。
対応する足場 | 型番・名称 | 特徴 |
---|---|---|
枠組足場 | SB6 | スタンダードなタイプ |
SB5 | 採光タイプ | |
SB6-SC | セルフクリーニング機能付き | |
枠組足場 くさび式足場 |
SX4 | セルフクリーニング機能付き+段付きフレーム |
SX3 | セルフクリーニング機能付き+段付きフレームの採光タイプ | |
次世代足場 (アルバトロス) |
ニュービルガード | セルフクリーニング機能付き+段付きフレーム アルインコ株式会社との共同開発品 |
ニュービルガード 採光タイプ |
セルフクリーニング機能付き+段付きフレームの採光タイプ アルインコ株式会社との共同開発品 |
このように複数の足場モジュールに対応できる守備範囲の広さと、ニーズに合わせた多様なモデル展開が、同社製防音パネルの大きな特徴といえるでしょう。
同製品の詳しい特徴は、メーカー公式サイトの製品紹介ページにてご確認いただけます。
購入や見積もりの問い合わせは、日本アルファ工業株式会社から可能です。
4. 【ランニングコスト重視なら】株式会社清和パネル

ランニングコストを重視するなら、株式会社清和パネルの「ノイズガード」がおすすめです。
株式会社清和パネル製防音パネル | |
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特徴 | 修理代がおよそ半分、寿命が約2倍 |
対応足場 | 枠組足場 |
段付きフレーム | ◯ |
防汚加工 | — |
強度 |
|
採光パネル展開 | — |
重量(18インチサイズ) | 約10kg |
参考価格 (18インチサイズ1枚当たり税込価格) | 19,800円 (※足場用防音パネルの価格は基本的に都度見積もりのため、あくまで参考程度) |
取り扱い会社 | 株式会社清和パネル(メーカー公式サイト) |
※当該機能がないか、カタログに情報の記載がない場合は「ー」としています
※2025年7月時点の情報です
同社は、解体工事も手がける会社です。そんな解体工事のプロ集団が製造する足場用防音パネルの最大の特徴は、8つのパーツから構成されるフレームです。
一般的に、足場用防音パネルのフレームはL字型かコの字型のパーツから構成されているため、ちょっとした破損であってもL字パーツまたはコの字パーツを丸ごと交換することになりがちです。
その点、フレームが短辺×2、長辺×2・コーナー×4の合計8つのパーツに分割されている同製品なら、壊れた箇所のパーツだけ修理すればよいので経済的。
具体的には下記の修理コストに収まり、他社製品の修理代のおよそ半分で済むイメージです。
- 短辺パーツの交換:1,680円(税込)
- 長辺パーツの交換:2,680円(税込)
- コーナーピースの交換:680円(税込)
しかも、特に破損・変形しやすい角の部分をガードするコーナーピースは、高強度で耐食性にも優れるアルミダイカスト製。コーナー部がそもそも変形しづらくなっています。
また、パネル部分には高剛性で耐食性・耐候性も高い3層構造のアルミ樹脂複合板「アルポリック」が使用されており、一般的な足場用防音パネルに比べ寿命が約2倍です。
修理代がおよそ半分、寿命が約2倍で、コスト低減につながる選択肢といえるでしょう。
同製品の詳しい特徴は、メーカー公式サイトの製品案内介ページにてご確認いただけます。
同社の工場では、サンプルが設置されており実際の製品を試すことも可能です。気になる方は、公式サイトよりお問い合わせください。
5. 【周辺環境への配慮を重視するなら】株式会社大力

周辺環境への配慮を重視するなら、株式会社大力の「DK防音パネル」がおすすめです。
株式会社大力製防音パネル | |
---|---|
特徴 |
|
対応足場 | 枠組足場 |
段付きフレーム | — |
防汚加工 | — |
強度 | コーナー部補強+中央にフレーム追加 |
採光パネル展開 | — |
重量(18インチサイズ) | 約10.2kg |
参考価格 (18インチサイズ1枚当たり税込価格) | 要問合せ |
取り扱い会社 | 株式会社大力(メーカー公式サイト) |
※当該機能がないか、カタログに情報の記載がない場合は「ー」としています
※2025年7月時点の情報です
前項でご紹介した株式会社清和パネル同様に、同社も解体工事を手がけながら仮設資材の製造・販売も行なっている会社です。
同社の製造する防音パネルは、近隣住民の方や通行人が眩しくないようにという配慮から、パネル表面に特殊加工を施すことで光の反射を抑えているのが特徴です。
また、裏面コーナー部に独自の補強パーツを施し、同じく裏面の長辺を2分割する位置にフレームを追加して強度を上げ、現場で扱いやすい頑強さを実現しています。
周辺環境にもしっかりと気を配りたいと考えているのであれば、検討に値する選択肢といえるでしょう。
同製品の特徴を詳しく知りたい方は、メーカー公式サイト取扱商品紹介ページにてご確認いただけます。
大力の防音パネルが気になる方は、公式サイトから問い合わせましょう。
6. まとめ
足場用防音パネルを選ぶときのポイント、そして主要な防音パネルメーカーをご紹介しました。
以下に要点を整理しました。
▼足場用防音パネルを選ぶときは、仮設工業会認定品であることのほかに、下記の8つのポイントに着目する
- 対応する足場の種類
- 運搬性・保管性
- 防汚性
- メンテナンス性
- 角の強度
- 採光パネルの展開
- 重量
- 遮音性能
▼主要な足場用防音パネルメーカー5社と、その製品の特徴に基づくおすすめケースは下表の通り
メーカー | おすすめケース |
---|---|
株式会社エルライン | コスパを重視する場合 |
株式会社DAYS | 遮音性能を追求したい場合 |
積水樹脂プラメタル株式会社 | 多彩な選択肢を求めている場合 |
株式会社清和パネル | ランニングコストを重視する場合 |
株式会社大力 | 周辺環境への配慮を重視する場合 |
本記事が、貴社の防音パネル選びのご参考となりましたら幸いです。
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