【2026年最新】建設現場の熱中症対策|無料DL可のチェックリスト付

2025年6月の労働安全衛生規則改正により、職場の熱中症対策に

「報告体制の整備」
「重篤化防止手順の作成」
「関係者への周知」

の3つが事業者に義務付けられました。施行から1年が経過した現在、建設現場の施工管理に問われているのは、義務化に対する形式的な対応ではなく、現場で本当に運用される「型」を持っているかどうかです。

本記事は、塩分補給ゼリー『REVO BOOST(レヴォブースト)』を提供するエルラインが、建設現場の熱中症対策の運用ポイントを整理し、現場でそのまま使える10項目のチェックリスト(無料DL)とあわせてお届けします。

本記事は、現場で何をどう動かせばよいかという運用面に絞ります。医学的判断や法令解釈そのものについては、本文末尾の出典に挙げた厚生労働省・環境省・総務省消防庁の情報を必ずご参照ください。

目次

今、建設現場の熱中症対策で「何が問われているか」

2025年6月の労働安全衛生規則改正から1年。建設現場の熱中症対策は、施行直後の対応とシーズン2年目を迎える今で、求められる運用レベルが大きく変わっています。

本章では、まず現状を整理した上で、改正で新設された3つの義務項目を確認し、シーズン2年目に立て直しを考えるべき4つの形骸化パターンを順に見ていきます。

義務化施行から1年、現場で起きていること

出典:厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和7年12月末速報値)」

厚生労働省の発表によると、2025年の職場における熱中症による死傷者数(速報値)は1,681人で、統計を取り始めた2005年以降で最多となりました。2025年の死亡者15人のうち、建設業が5人と最も多く発生しています。

また、2021年から2025年までの5年間(速報値)の累計でみても、建設業の熱中症死亡者は48人で、全業種で最多です。屋外作業中心で、高温多湿・直射日光・重装備という条件が重なる建設業は、構造的に熱中症リスクが高い業種だといえます。(出典:厚生労働省「2025年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和7年12月末速報値)」

義務化が始まった2025年のシーズンを終え、多くの建設現場では

「とりあえずマニュアルは作った」
「報告体制も整えた」

という段階まで対応が進んでいます。

しかし、実際に1シーズン運用してみると、職人が体調不良を申告しない、配布物が手付かずで残る、記録が形だけになる、といった「効いていないサイン」が随所に出てくる現場も少なくありません。シーズン2年目の今、現場に問われているのは「義務化を満たしたか」ではなく「現場で実際に動いているか」という運用品質です。

2025年6月改正で新設された3つの熱中症対策義務項目

そもそも、2025年6月の改正で何が義務化されたのか。本記事の運用論を読む前提として、改正の核となる3つの措置を整理しておきます。

2025年6月改正で新設された3つの熱中症対策義務項目
①報告体制の整備と周知
②重篤化防止手順の作成と周知
③対象作業の特定

第一に、報告体制の整備と周知です。熱中症の自覚症状がある作業者、または熱中症のおそれがある作業者を見つけた者が、その旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に周知することが求められます。誰が・誰に・どう連絡するかが、現場の全員にわかる形で掲示・周知されていることが要件です。

第二に、重篤化防止手順の作成と周知です。作業からの離脱、身体の冷却、必要に応じた医師の診察、緊急連絡網と緊急搬送先など、症状の悪化を防止するための手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に周知する必要があります。手順書として整備されているだけでなく、関係者が実際に動ける状態であることが本質です。

第三に、対象作業の特定です。WBGT28度または気温31度以上の作業場で、継続して1時間以上または1日4時間を超えて行われる作業が、義務化の対象範囲とされています。建設現場の多くはこの条件に該当するため、自社の作業のうちどれが対象に当たるかを事業場ごとに整理しておく必要があります。

出典:厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について~令和7年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行されます~」各労働局ページ

去年作った熱中症対策が「形だけ」になる4つの理由

建設業界で形骸化が起きやすい4つのパターンを整理します。シーズン2年目に立て直しを考えるなら、まずこの4つに自社の現場が当てはまっていないかを確認することが、もっとも効率のよい入り口になります。

1つ目は、配布物が「配って終わり」になっているケースです。6月初旬に経口補水液を箱で発注し、現場の休憩所に積み上げる。ここまでは多くの現場で行われています。

問題はその後で、配ったものが実際に飲まれているか、減ったら誰が補充するか、というルールがないまま夏が進みます。結果として、夏中盤に箱だけが残って中身が捌けない現場と、早々に在庫切れになって誰も追加発注しない現場、両極端のどちらかに陥りやすくなります。配るのは「仕組み」の最初の一歩にすぎず、消費と補充の循環まで設計しないと、配布は対策として機能しません。

2つ目は、朝礼ネタが季節序盤の使い回しになっているケースです。6月の冒頭で「水分補給を」「WBGTに気をつけて」と一通り喋り尽くしてしまい、7月以降は同じ話の繰り返しになる現場が多く見られます。

職人は同じ話を3回も聞けば耳に入らなくなります。当日の気温やWBGT、その日のリスクが高い作業に紐づけた具体的な話に切り替えない限り、朝礼は「言った/聞いた」だけの形式行為となり、現場の行動には結びつきません。

3つ目は、WBGTの数値だけ記録して、行動が紐づいていないケースです。WBGT計測器を導入し、毎日数値をノートに書く。ここまでは多くの現場で実施されています。

一方で「28を超えたら何をする」「31を超えたら何をする」が言語化されていない現場では、計測自体が目的化してしまいます。「測りました」だけで終わり、休憩追加や作業切替につながらない記録は、現場で最も多く見られる形骸化パターンの一つです。

4つ目は、元請と下請の役割分担が紙の上で止まっているケースです。安全衛生計画書には「元請が統括」と書いてあり、書類は揃っています。しかし実際の現場では、誰が作業を止める判断をするか、職長が体調不良を申告したときに誰の判断で休憩を増やすかが曖昧なまま運用されているケースが少なくありません。

紙のルールと現場の指揮命令系統が一致していないと、判断が遅れて重症化につながるリスクが残ります。

このどれか一つでも当てはまるなら、シーズン2年目の今、立て直す価値があります。次章では、自社の現場が「効いているか/いないか」を10項目でセルフチェックする方法を提示します。

あなたの現場、熱中症対策が「効いていないサイン」が出ていませんか?

ここでは、自社の現場が形骸化していないかを自己診断するための10項目を提示します。朝礼/配布物/記録運用の3カテゴリに整理した、現場点検時に確認すべき項目です。チェックの該当数で「次にやるべきこと」が変わるため、まずは下の表に沿って◯×を付けてみてください。

カテゴリNoチェック項目◯/×
朝礼1朝礼で熱中症の話題を出すとき、毎日違う切り口で話せている
朝礼2体調不良の自己申告があった場合、ペナルティなく受け入れる空気がある
朝礼3当日のWBGT予測を全員と共有し、リスクが高くなる時間帯と作業内容の調整まで決めている
配布物4配布物(飲料・塩分補給品・冷却グッズ)の在庫が朝の時点で十分にある
配布物5配布物が「誰でも、いつでも、取りに行ける」場所にある
配布物6配布物が「渋滞しない」よう複数箇所に分散配置されている
記録運用7WBGTの記録と、その時点で取った行動(休憩追加など)がセットで残っている
記録運用8配布物を「誰に・何を・いつ・何個」配ったか、記録のフォーマットがある
記録運用9元請-下請間で、止める判断の責任者が文書で決まっている
記録運用10月次で熱中症関連の振り返り(ヒヤリハット含む)を行っている

カテゴリごとに、何を見ているかを補足します。朝礼カテゴリは、現場で最も毎日繰り返される共有の場が「形だけ」になっていないかを確認する3項目です。同じ話の繰り返しになっていないか、申告しやすい空気があるか、当日リスクが具体的な情報として伝わっているかを問います。

配布物カテゴリは、配ったものが本当に使われる状態になっているかを確認する3項目です。在庫切れ、取りにくい場所、一箇所集中による渋滞、いずれも消費を減らす典型的な要因です。「配ってある」と「使われている」のあいだには大きな差があります。

記録運用カテゴリは、記録が運用の改善や万一の労災時の証跡として機能するかを確認する4項目です。数値だけの記録、配布実績の不在、判断責任者の曖昧さ、月次振り返りの欠如、いずれも改善のループを止める原因になります。

チェック結果別「次にやるべきこと」

該当数に応じて、次に取るべきアクションは大きく変わります。下表を目安にしてください。

該当数状態次のアクション
9〜10個良好このまま継続。今シーズンのヒヤリハットを月次で記録し翌年に活かす
6〜8個弱点あり該当しなかった項目を6月末までに整備し、シーズン中に再チェック
3〜5個形骸化進行本記事H2-3以降の運用例を参考に、優先順位をつけて立て直し
0〜2個危険即時に運用ルールを再構築。本社安全部とも連携し体制を立て直す

該当数が9個以上であれば、運用の型は概ね機能しているはずです。シーズン中はその型を回しつつ、ヒヤリハットを月次で記録して翌シーズンへの改善材料を蓄積することが、次の一手になります。

一方、5個以下の場合は、整備された書類の有無にかかわらず、現場の運用が形骸化している可能性があります。次章以降で示す運用例を参考に、自社の現場に合わせて型を立て直していくことをおすすめします。

チェックリストは「現場で使えるチェックリスト【無料DL】」の章からダウンロード可能です。

建設現場で実効性のある熱中症対策

ここからは、建設現場で実際に機能している熱中症対策の運用例を、3つの切り口で紹介します。

時間帯別のオペレーション、3本柱(水分・環境・教育)の落とし込み方、そして元請から下請への運用ルール共有という、現場の動きを支える基本構成です。「これが正解」というものではなく、「現場で運用が回りやすい構成の一例」として参考にしてください。

朝・昼・夕の時間帯別オペレーション

熱中症対策が形骸化する大きな要因の一つは、「いつ何をするか」がルーティン化されていないことです。時間帯別に決めごとを持つと、現場全体の動きが整理され、形骸化を防ぎやすくなります。

朝(始業前〜午前9時)に決めておきたいのは、当日のリスクの可視化です。環境省「暑さ指数」サイト等で当日のWBGT予測を確認し、朝礼で全員に共有します。同時に、体調確認シートで全員の睡眠時間・朝食有無・前日の飲酒有無をチェックし、配布物の在庫を確認して、不足があれば事務所に発注します。この3点を朝のルーティンに組み込んでおくと、その日のリスクと備えが言語化されたうえで作業に入れるようになります。

昼(11時〜14時)の中心になるのは、現場の実態を数値で確認することです。休憩場所と作業場所の2点でWBGTを実測し、31を超えたら、午後の作業時間帯の再検討を職長と協議します。昼食後は最低30分の休憩を取り、給水を必ず挟むこともセットで決めておきます。昼の判断が、午後の事故リスクを大きく左右する時間帯です。

夕(15時〜終業)は、当日の振り返りと翌日への接続を行います。15時に再度WBGTを実測し、31超えなら作業負荷の軽い内容に切替を検討します。終業前のミーティングでは「今日体調が気になった人はいないか」を職長から聞き取り、翌日のWBGT予測を全員に共有して、翌朝のリスク認識を当日のうちに揃えます。

この朝・昼・夕の3点セットは、毎日同じ流れを繰り返すことで習慣化されます。逆に、習慣化されないままだと、忙しい日にスキップされ、徐々に形骸化していきます。型の有無よりも、型を回し続ける仕組みの有無が、運用品質を決めます。

3本柱(水分・環境・教育)を現場でどう回しているか

厚生労働省や環境省のガイドラインで示される「水分・環境・教育」の3本柱は、熱中症対策の基本構造です。それぞれを具体的な運用に落とし込むことが、対策の実効性を決めます。(参考:厚生労働省「職場における熱中症予防基本対策要綱」

水分の柱で重要なのは、補給の動線をつくることです。作業エリアに水分・塩分補給品を分散配置し、20〜30分ごとに摂取できる距離感に給水ポイントを置きます。経口補水液だけを箱で置いても、職人の嗜好には限界があり、結果として使われずに残ることがあります。飲料・塩飴・塩分補給ゼリーなど、複数の形状を併設して、現場のメンバーが自分に合う方法で補給できる状態をつくることが、消費率を上げる鍵になります。

環境の柱で重要なのは、設営の段取り化です。日陰の確保(テント・タープ)、送風機の配置、休憩場所のエアコン設置、これらは朝の段取りに組み込んで、毎朝決まったルーティンで設営することが、設営忘れを防ぐ最善策になります。「気が向いたら設営する」運用にすると、忙しい日にスキップされ、もっとも危険な日に環境整備が手薄になるという逆転現象が起きます。

教育の柱で重要なのは、当日条件への紐づけです。朝礼ネタを月別にバリエーション化し、「今日のWBGT」「今日のリスクが高い作業」「初期症状の自覚ポイント」など、当日条件に紐づけて話すことで、職人の耳に入る情報になります。一般論を繰り返す朝礼は、3日目には誰も聞かなくなります。

元請から下請に共有されている運用ルール

建設現場では、元請と下請の連携が熱中症対策の運用品質を大きく左右します。元請から下請各社に共有されているルールとして、現場で機能している項目を整理すると、概ね次のような構成になります。

まず、WBGT31を超えて作業を続けるか止めるか迷ったときに、所長権限で止める判断をするという原則です。判断者を明確にすることで、現場の躊躇がなくなります。次に、体調不良の申告は工程に影響しないことを職長から伝え、申告を歓迎する空気を作ること。申告者にペナルティを感じさせる空気があると、報告体制は機能しません。

さらに、配布物は元請から無償提供とし、下請側の細かな使用報告は不要とすることも、現場の負担を増やさずに配布を浸透させるコツです。配布物が「もらってよいもの」として下請側に認識されれば、消費は自然に進みます。そして、救急要請が必要と判断したら、所長への確認は事後でよいという緊急時のルール。判断の遅れが命取りになる場面では、現場での即決を許容する必要があります。

これらは紙のマニュアルに書くだけでなく、6月上旬の合同朝礼で口頭でも繰り返し伝えるという運用が一般的です。文書と口頭の両方で繰り返すことで、現場の認識が揃います。

熱中症対策における配布・支給・記録の実務

配布物は「揃えて終わり」ではなく「使われて、補充されて、記録される」まで設計するのが重要です。本章では、配布物の構成、配布記録のフォーマット、本社報告に含めるべき項目という3つの観点から、配布運用の実務を整理します。

現場で配布されているもの一覧

建設現場で配布されている代表的なものは、概ね次の4系統に分かれます。表でカテゴリ・内容・配布タイミングを整理しました。

カテゴリ内容配布タイミング
飲料水・お茶・経口補水液始業時・休憩時
塩分補給塩飴・塩タブレット・塩分補給ゼリー休憩時、必要時はいつでも
冷却グッズネッククーラー・冷感タオル・氷嚢配属時に支給、消耗時に交換
装備ファン付き作業服のバッテリー予備充電場所を共用化

職人の好みは分かれるため、選択肢を複数置くのが運用上のコツとされています。経口補水液だけ、塩飴だけ、といった単一品目の配布は、好みのミスマッチで未消費を生みやすくなります。

飲料系・塩分補給系・冷却系・装備系の4系統を、現場の規模と作業内容に合わせて組み合わせる構成が、消費率を最大化します。

配布記録のフォーマット例

配布記録は、シンプルでよいので必ず残しておくことを推奨します。フォーマット例は次の通りです。

日付配布者受領者品目数量備考
6/1山田所長鈴木職長塩分補給ゼリー30本班全員分
6/2山田所長佐藤職長経口補水液12本休憩所補充
6/3山田所長全員塩飴1袋(200個)詰所に常備

記録の主目的は、万一の労災発生時に「会社として配布の事実」を示す証跡として機能させることです。手書きでもエクセルでも構いません。重要なのは、配布の事実が時系列で残っていることと、誰がどこまで把握しているかが明確であることです。記録の精緻さよりも、継続性を優先するほうが現場運用には適しています。

こちらのフォーマットに関しても次の章でダウンロード可能です。是非印刷して使ってみてください。

現場で使えるチェックリスト【無料DL】

本記事で示したセルフチェックを、現場で印刷して使えるPDFにまとめました。朝の安全確認、月次の振り返り、シーズン序盤の現場立ち上げ時のチェックなど、繰り返し活用いただけます。

DLフォームからダウンロードの上、「会社名」「現場名」「規模」をご記入のうえ、ご利用いただけます。現場ごとに印刷して配布する、安全衛生委員会の議題として活用するなど、自由にご利用ください。

また、熱中症対策用品の配布記録フォーマットもありますので、是非ご活用ください。

▼ チェックリストを無料DLする

▼ 配布記録フォーマットを無料DLする

建設現場で配られている塩分補給アイテム

塩分補給品は、現場の運用しやすさに直結します。本章では、塩分補給品の形状別の使い分け、ゼリータイプが現場運用に合う理由、そして導入後の現場の反応について整理します。

飲料/塩飴/塩タブレット/ゼリーの使い分け

塩分補給品は、形状によって現場での使い勝手が大きく変わります。代表的な4つの形状を比較すると次のようになります。

形状メリット現場での使いどころ
飲料(経口補水液等)水分と塩分を同時に摂れる休憩時のメイン補給
塩飴手軽、コストが安いポケットに入れて随時
塩タブレット塩分量が明確、計画的に摂れる休憩時の計画的な補給
塩分補給ゼリー個包装で配布管理しやすく、手を汚さず素早く摂れる作業中の小休止、配布管理しやすい

それぞれに得手不得手があり、現場の状況に合わせて組み合わせることが現実的です。

休憩時のメインの補給は経口補水液系の飲料、ポケットに常備する小さな補給は塩飴、計画的な摂取量管理が必要な場合は塩タブレット、作業中の素早い補給は塩分補給ゼリー、というように使い分けると、現場全体の補給率が上がります。一つの形状で全員をカバーしようとすると、必ず好みのミスマッチが発生します。

エルラインがゼリータイプを開発した理由

塩分補給品は、現場で「使ってもらえるかどうか」がすべてです。配ったのに飲まれない、塩飴を渡しても袋を開ける時間がない、経口補水液を箱で置いても職人は結局炭酸を選んでしまう——配布物が機能しない原因は、職人の意識ではなく「義務的に摂る」設計そのものにあると、エルラインは考えました。

ここから生まれた商品開発のテーマが、「職人が自ら手を伸ばす塩分補給」。義務的な摂取ではなく、自発的に手が伸びるものをつくる、という設計思想です。塩ゼリー「REVOBOOST(レヴォブースト)」は、この思想に沿って、現場運用の観点から3つのこだわりを持って設計しました。

REVOBOOSTのポイント
Point1:ノンカフェインで、夏場の現場でも安心して常用できる
Point2:25gの大容量で「食った感」がある
Point3:配布管理しやすい個包装スティック

エナジー成分を入れるとき、最も議論になったのがカフェインの扱いでした。長時間の屋外作業ではカフェインを避けたい場面もあるため、あえてカフェインを抜き、アルギニン・クエン酸・BCAA・ビタミンB1・マグネシウムを配合しました。現場での常用を前提にした成分設計です。

また、他社の塩分補給ゼリーの多くは1本10〜15g程度ですが、現場の職人からは「物足りない」という声が多く聞かれていました。REVOBOOSTはこんにゃくゼリーのサイズ感をベンチマークにし、1本25gを採用。しっかり噛むことで気分転換にもなり、午後の作業前の「もう一踏ん張り」の支えとして使えます。

1本単位で「誰に何個渡したか」が記録できるため、本記事で示した配布記録フォーマットがそのまま機能します。配布管理もできる個包装スティックです。

・職人さんに自発的に塩分補給してほしい
・熱中症対策用品はいつも同じで飽き飽きしている
・新しい塩分補給の形を試してみたい

という方は是非、一度お試しください。

▼ REVOBOOSTのサイトを見る
https://revo-boost.lline-group.co.jp/

現場の熱中症対策に関してよくある質問(FAQ)

施工管理の方々から寄せられやすい質問を、6つに整理します。本記事の中で詳しく触れた内容については、該当箇所への参照も添えています。

Q1. WBGTが31を超えた、現場ではどうしているか

A. 屋外の激しい作業は原則中止し、屋内・日陰作業への切替や、作業時間帯のシフトを検討する運用が一般的です。ただ真夏はWBGTが31を超えることも多いので、最終判断は現場ごとに行ってください。

Q2. 経口補水液を箱買いしたのに、職人が結局炭酸を飲んでしまう…

A.なるべく幅広い熱中症対策用品を取り揃えるようにしましょう。人によって好みが違うので、多様な熱中症対策用品が事務所や詰所にあることで、自発的な補給の可能性を上げることができます。

Q3. 朝礼の熱中症ネタが毎日同じ、どうしたら?

A. 当日のWBGT予測、当日のリスクが高い作業、過去のヒヤリハット事例、配布物の在庫状況、休憩場所の確認、など「当日条件に紐づける」と毎日違う話ができます。月別に話題のローテーション表を作っておくと、忙しい朝でもネタ切れせず、形骸化を防げます。

Q4. 配ったものの記録、どこまで残せばいい?

A. 「日付・配布者・受領者・品目・数量」が揃えば十分です。手書きでもエクセルでも構いません。万一の労災時に「会社として配布の事実」が示せることが重要であり、記録の精緻さよりも継続性が優先されます。シンプルなフォーマットを毎日続けるほうが、凝ったフォーマットを月途中で挫折するよりも、はるかに運用として機能します。

Q5. 元請として、下請にどこまで対策を求めていい?

A. 法令上、元請には現場全体の安全衛生管理責任があります(労働安全衛生法29条等)。具体的な範囲は元請・下請の契約や現場状況で異なるため、本社安全部や法務に相談しつつ、明文化した運用ルールを下請に共有する方法が現実的です。下請側にとっても、明確なルールがあったほうが動きやすく、結果として現場全体の対策レベルが揃いやすくなります。

Q6. 同じ規模の現場では実際に何をやっている?

A. WBGTの段階運用、配布物の常備、朝礼での日次共有、月次振り返りまでを行っている現場が増えてきています。共通しているのは、形骸化を避けるために「測定→記録→行動」を必ずセットにしている点です。数値だけを記録しても、行動が紐づかなければ対策にはなりません。自社の現場サイズに合わせて調整するのが、もっとも実装しやすい進め方です。

【2026年最新】建設現場の熱中症対策に関する情報まとめ

建設現場の熱中症対策は、義務化されたから取り組むのではなく、職人と現場を守るために取り組むものです。義務化施行から1年が経過した今、書類整備だけでは不十分で、現場で実際に運用される「型」が問われています。

シーズン2年目を迎える現場で、書類は揃ったのに事故が減らない、配布物が消費されない、朝礼が形だけになっている、といったサインが出ていれば、それは型を立て直すタイミングです。

本記事では、2025年6月改正で新設された3つの義務項目を確認した上で、形骸化が起きやすい4つの理由、現場運用のセルフチェック10項目、配布・記録の実務、塩分補給アイテムの使い分けまでを整理しました。すべてを一気に変える必要はありません。セルフチェックで弱点が出た項目から、優先順位をつけて立て直していくのが現実的です。

判断を伴う領域(医学的判断・救急要請・症状確認)については、本記事ではなく、厚生労働省・環境省・総務省消防庁の公的情報を必ず参照してください。本記事のチェックリストと、エルラインが提供する塩分補給ゼリーREVOBOOSTが、皆さんの現場で「効いている対策」を作る一助になれば幸いです。

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▼ 配布記録フォーマットを無料DLする

▼ REVOBOOSTのサイトを見る
https://revo-boost.lline-group.co.jp/

この記事を書いた人

水野源太
株式会社エルライン 社長室 1級電気工事施工管理技士

新卒で大手総合設備会社に施工管理として就職し、大型現場の再開発工事を経験。その後、建設人材派遣会社へと移り、複数現場で施工管理としての実務経験を積む。1級電気工事施工管理技士に合格したのを機に、同社の本社へと出向し、教育に携わる。2024年4月にエルライングループにジョインし、教育や採用、広報・デジタルマーケティング・新規事業開発などに従事。

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