派遣施工管理の実態｜メリット・デメリット等を徹底解説

「派遣の施工管理って実際どうなんだろう」
「自分は派遣の施工管理に向いているのかなあ」

派遣の施工管理という選択肢があるのは知っているけど、

・どんな働き方なんだろう
・派遣で働くメリットやデメリットはどんなものがあるのかなあ
・どういう風に会社を選んでいけばいいのかな

実際のところはどうなんだろう？と思いますよね。

そこで本記事では、施工管理に特化した人材派遣会社を子会社に持つ株式会社エルラインが、派遣の施工管理の実態について解説していきたいと思います。

派遣の施工管理として働くことのメリットやデメリット、どんな人が派遣の施工管理に向いているのか、失敗しやすいパターン、派遣の施工管理について起こりがちな勘違いや会社選びのポイントについて解説していきます。

実際に人材派遣業を営んでいるからこそ話せる内部事情も合わせてお伝えしていくので、最後までご覧ください。

施工管理はどんな仕事？

まずは施工管理の仕事内容について簡単にご紹介します。

施工管理の仕事は「建設現場の安全・品質・コストを守りつつ、計画に沿って建設物の完成を目指す司令塔を担う仕事」です。施工管理は主に下記の4大管理をしながら、各関係者とコミュニケーションを取りつつ、円滑に建設物が完成するように建設現場を統括する役割を担います。

派遣社員として現場で施工管理をやる場合、未経験者は施工管理補助として最初に現場へ入り、プロジェクト進行の補佐業務を行いながら施工管理の仕事を学んでいきます。（正社員でも未経験で施工管理として働く場合は先輩の補佐から始まります。）

施工管理経験者が派遣の施工管理として働く場合は即戦力として現場に入り、正社員の施工管理と変わらない仕事内容をこなしていきます。

正社員でも派遣社員でも、施工管理の仕事自体は一緒です。

ただ両者で大きく異なるのは「雇用形態」でして、雇用形態が違うことによって、働き方に違いが生まれます。次のその「働き方の違い」によって生まれるメリットとデメリットについて見ていきましょう。

参考記事：施工管理の徹底解説ガイド｜4大管理と年収、リアルなやりがい

派遣の施工管理として働くメリット

メリット①ワークライフバランスを保てる

派遣の施工管理として働く一番のメリットは「ワークライフバランスを保てること」です。

理由としては、派遣元による残業時間の管理が徹底されている点が挙げられます。

前提として、派遣の施工管理として働く場合、人材派遣会社の正社員として雇用され、各現場に配属されることが多いです。この場合、施工管理の方は人材派遣会社の正社員なので、派遣会社から健康状態や労働時間を管理してもらうことができます。

人材派遣会社は過度な残業が発生しないかをモニタリングするシステムがあるので、ワークライフバランスを保ちやすい傾向にあります。

・家族との時間を大事にしたい
・自分の趣味を大事にしたい
・フレキシブルに働きたい
・仕事以外に時間を使いたい

といった方は派遣の施工管理が向いていると言えます。

2024年4月に働き方改革が施行された影響もあり、正社員の施工管理も業界全体で残業時間が減少傾向なのは間違いありません。ただ、それでも依然として残業が多い会社もあるのが現実です。（会社によっては未だにサービス残業がある会社もあります）

参考記事：建設業の2024年問題を徹底解説！乗り切るための３つのステップ

メリット②無理なく資格取得をすることができる

ワークライフバランスを保ちやすいメリットに紐づくのですが、自分の時間を確保しやすいからこそ無理なく資格取得に取り組むことができます。

建設業界は資格が重要視される業界です。施工管理として就職すると、当たり前のように先輩から「資格を取れ」と言われるでしょう。

当たり前ですが、仕事をしながら資格の勉強をするのは大変です。

特に新人の期間は現場でも学ぶことが多いのに、プラスアルファで資格の勉強をしなければなりません。派遣の施工管理として働く場合は自分の時間を確保しやすいので、資格の勉強も確保しやすいです。

建設業界で働いていく意思があるなら、資格取得は必須です。

だからこそ、派遣の施工管理をファーストステップとして選ぶのはメリットがあると言えるでしょう。

メリット③複数の会社で施工管理の経験を積める

派遣の施工管理の大きなメリットとして「複数社で施工管理の経験を積める」という点も挙げられます。

当たり前ですが、正社員として勤務する場合、経験できる会社は1社のみです。ただ、派遣の施工管理という選択肢を選ぶと大きな会社から小さな会社まで、幅広く経験を積むことができます。

複数の会社で働くことで、各社のやり方を学ぶことができ、施工管理としてのスキルアップができます。

例えば、A社はAutoCADを使っているがB社はRevitを使っているとしましょう。A社とB社を両方経験することでAutoCADもRevitも使いこなせるようになります。安全管理や品質管理なんかに関しても同様で、各社で違ったノウハウ、違った仕事の進め方があります。

複数社幅広く経験することで、施工管理としての能力に広がりをつけることができるのが派遣施工管理のメリットです。

メリット④複数の工種を経験できる

複数の工種を経験できるのも、派遣の施工管理として働くメリットです。

正社員の施工管理としてキャリアを作っていく場合、基本的に工種は一つになります。建築なら建築、土木なら土木、設備なら設備です。「今までは土木の現場だったけど、来月からは設備の現場ね！」とはなりません。

ただ、人によっては、様々な建設物の施工に携わりたい人もいると思います。

・橋の建設にも携わってみたい
・ダムの建設にも携わってみたい
・オフィスビルの建設にも携わってみたい
・テーマパークの建設にも携わってみたい
・建築ではなく設備工事も経験したい

といった方もいます。正社員の施工管理として働く場合、自分の現場は選べません。キャリアの合理性だけを見ると、一つの工種に絞ったほうがいいのは正しいですが、個人の願望となると話は別です。

施工管理として実力があれば、現場を選べます。自分が複数の工種を経験したい！という場合には、派遣の施工管理がオススメです。

メリット⑤会社から守られた状態で実務経験を積める

施工管理は早期離職率が高い職種です。つまり、数年の実務経験を積むことができれば継続的に施工管理として活躍できる人が多いですが、最初の数年で離職してしまう人も多いです。

筆者も未経験から施工管理として働いた経験がありますが、最初の数年は建設業界に慣れるのも大変でしたし、覚えなければならないことも沢山あって大変だった記憶があります。

また、施工管理は3年くらいの実務経験があれば、給料もそれなりにあがりますし、現場も選べるようになります。一方で資格もない未経験者となると、現場が選べなかったりします。だからこそ、最初の1～3年目でミスマッチが発生してしまうと、離職へとつながってしまいます。

派遣の施工管理として働くと、離職しやすい新人時代を会社から守られた状態で働くことができます。

実務経験を積んで資格を取得することができれば、施工管理としても自由度を持って働くこともできますし、ストレスも少なくなります。選べる現場や会社も増えていきます。

特に離職しやすい最初の数年は派遣の施工管理として働いて、知識や経験を積んだ上で次の選択肢を考えるのは合理的な選択肢であると言えます。

派遣の施工管理として働くデメリット

デメリット①現場代理人・監理技術者になれない

派遣の施工管理は、現場の責任者である現場代理人や監理技術者になれません。現場代理人や監理技術者は正社員でなければなれないという決まりがあります。

施工管理として働いてキャリアアップをしていく上での最終ゴールである現場代理人になれないのは大きなデメリットであると言えるでしょう。

「裁量権」といった意味合いでは、派遣の施工管理でも仕事を任されてキャリアアップをすることは十分できます。

ただ、決まりとして現場代理人になることができない、ということは終業する前に必ず理解しておかなければならない部分です。

デメリット②経験になる仕事は正社員に回される可能性がある

派遣の施工管理として働くことになると、人材派遣会社の正社員として就業するということになります。

つまり、派遣先の会社からすると、理論上は「教育義務はない」ということです。だからといって雑用ばかりやらせるような現場は少ないのですが、教育の優先順位としては正社員の方が高くなります。

単純比較として、正社員と派遣社員が2人いるときに、良い経験値を積める仕事は正社員に回されるのは当然でしょう。

教育意識の高い会社は派遣の施工管理に対しても経験のある仕事を任せたり、分からないことを教えてくれたりします。ただ小さい会社で教育意識が低い会社になると、雑用ばかりをやらされてスキルアップできない仕事を振られてしまうこともあります。だからこそ、会社選びは重要であるということです。

デメリット③契約終了・待機の可能性がある

派遣の施工管理として働くと、派遣先との契約が終了してしまうパターンや派遣先がない状態（つまりは待機状態）という可能性があります。特に現場経験が浅い新人の期間中に起こる可能性が高い事象です。

派遣先がなく待機になってしまうと、給料が6割になってしまったりします。（この辺の支給額に関しては人材派遣会社によって異なります）

「派遣は収入が安定しない」と言われる所以はここにあります。

ただ、筆者も人材派遣会社で働いて様々な人を見ていますが、基本的には真面目に日々働いていれば待機になることは多くありません。

また、経験者になれば派遣先は潤沢になるので、自分に施工管理としての実力が付けばつくほど、待機の可能性は減ると考えてよいでしょう。

デメリット④同じ職場で長く働けない

派遣には「3年ルール」と呼ばれるものがあり、同じ職場で3年以上働くことができないという決まりがあります。

「複数の会社で経験を積むことができる」というメリットの裏返しではありますが、同じ職場でずっと働き続けたいと考える人には向かない働き方です。

ちなみに、人材派遣会社には「転籍」という概念があります。転籍とは、派遣先の会社の正社員になることです。

もし派遣先の会社と相性が良く『この会社でずっと働きたい』と思えるような会社にであったなら、派遣元の会社と派遣先の会社と相談して、転籍を視野に入れることをオススメします。

デメリット⑤「派遣」として見られる可能性がある

派遣社員として働くと、未だに「派遣」という見方をする会社もいます。

大きな会社ほどコンプライアンス意識が高いので「派遣」という見方をすることは少ないのですが、一部の中小企業では「派遣」という見方をする会社があるのも事実です。

もし、派遣の施工管理として就業した際に、派遣という理由で雑な扱いを受けた場合は、人材派遣会社の担当へしっかりと相談することにしましょう。

施工管理の派遣に向いている人のチェックリスト

ここまで、派遣の施工管理として働くメリットとデメリットを両方説明してきました。明確にメリットとデメリットが分かれているので、自分自身に派遣の施工管理という働き方が向いているかどうかを理解することが重要です。

簡単にまとめると、以下のような人は派遣の施工管理に向いていると言えるでしょう。

派遣の施工管理に向いている人
・ワークライフバランスを重要視したい人 ・無理なく資格取得をして着実にスキルアップしたい人 ・複数社で幅広く施工管理としての経験を積みたい人 ・単一の工種だけでなく、複数の工種にチャレンジしたい人 ・施工管理が未経験で、着実に少しずつキャリアアップしていきたい人 ・経験者で自分のスキルを正当に評価してほしい人

対して、以下のような人は派遣の施工管理に向いていません。

派遣の施工管理に向いていない人
・一気に施工管理としてキャリアアップしたい人 ・すぐに現場代理人として活躍したい人 ・一つの大きな会社で出世していきたい人 ・「派遣」という呼ばれ方に抵抗がある ・大して施工管理に対して興味がない

これらを踏まえた上で、派遣の施工管理に向いているかどうかのチェックリストを用意しました。

各質問に対する答えがYESなら◯をつけ、最後に◯の数をカウントしてください。

派遣の施工管理に向いているかチェックしてみよう！
質問	当てはまるものに◯
一気にではなく、少しずつ着実にスキルアップしたい
色んな会社で経験を積んでみたい
家族との時間を大事にしたい
友人との時間や趣味の時間を大事にしたい
「派遣」という呼ばれ方にそこまでの抵抗がない
自分のペースで資格の勉強をしたい
コミュニケーションを取るのは得意だ
色んな技術を学び続けたい
働く地域を自分で選びたい
自己管理能力は高い方だ
自分のスキルを正当に評価してほしい
（右の列の◯の数の合計）

◯の数が多いほど、派遣の施工管理に向いている可能性が高いと考えてよいでしょう。

派遣の施工管理で失敗してしまう人の事例

上記を踏まえた上で、派遣の施工管理になって失敗してしまった人の事例について見ていきましょう。

筆者が派遣の施工管理を見ている中で「この人は正社員で働いた方が良かっただろうな」という人は一定数いました。事例を交えて紹介し、どういう人は派遣の施工管理に向かないのか？ということの理解を深めて頂ければと思います。

事例①キャリアアップを急ぐ人

最初から色んなことを任されて、ガンガン成長していきたいと考えている人は、派遣の施工管理という働き方でミスマッチが発生してしまいます。

あくまで派遣の施工管理という選択肢は、着実に成長していきたい人向けです。

「どんどん働いて、忙しい中でも資格を取って、現場代理人も早くやりたい！」という考え方を持っている場合は、正社員の施工管理が向いています。正社員の施工管理も未経験から募集している会社は一部あるので、そちらの求人を探すのがオススメです。

事例②能動的に行動できない人

「言われたことはやりますが、言われたこと以外はやりません」という消極さを持っている人は、派遣の施工管理として働いてもうまくいきません。

派遣の施工管理の場合、派遣先の先方に『この人は要らない』と思われてしまうと、契約を切られてしまいます。次の派遣先が見つからなければ待機です。

だからこそ、派遣の施工管理として働くなら、能動的に現場の役に立つような行動が求められます。

・積極的に動きたくない
・言われたことだけやるつもり

と思っている方は、別の選択肢を模索した方がいいかもしれません。

事例③資格を取得する気がない人

資格を取得する気がない人は、派遣の施工管理よりも正社員の施工管理を選択した方が良いでしょう。

建設業界で働くとなると、基本的に資格取得は必須です。すぐに資格取得をする必要はないので「ゆくゆくは資格取得を目指したい」くらいなら良いのですが、資格を取る気がないのであれば資格以外で価値を発揮する必要があります。

実務経験で多様な知識を身に着けることができるのであれば、資格がなくても活躍できます。その場合は派遣の施工管理よりも濃い実務経験が必要なので、正社員としてスキルを身につけましょう。

ちなみに、未経験から施工管理になる場合、資格を取得することで「建設業界で働き切る覚悟」のようなものも生まれます。

よほどのことがない限り、資格取得は目指した方が良いと感じます。

事例④過去のやり方に囚われない人

経験者の方に多いのですが「自分は今までこのやり方でやってきた」という意識が強すぎると、新しい環境に馴染めなかったりします。特に大きい会社から小さな会社へ就業場所を移したり、逆に小さい会社から大きい会社へと移った場合は仕事の進め方や決まりにギャップが生まれます。

派遣の施工管理として働くなら、派遣先の仕事の進め方やルールに馴染む努力が必要です。

また、時代の流れとともに新しい技術やシステムも出てくるので、過去のやり方に囚われすぎてしまうと現場で価値を発揮できなくなってしまいます。

派遣の施工管理についてありがちな勘違い

会社選びのポイントに入る前に、派遣の施工管理についてよくある勘違いについてご紹介します。

勘違い①雇用形態が派遣だと思っている（福利厚生が弱い）

先述しましたが、施工管理派遣の場合、多くは人材派遣会社の正社員として雇用されるケースが多いです。

派遣契約には、

・登録型派遣（一般派遣）
・無期雇用派遣（常用型派遣）
・紹介予定派遣

の3種類が存在します。施工管理派遣の場合は2番目の「無期雇用派遣」になることが多い、ということになります。この場合、派遣会社の正社員という位置付けになるので福利厚生も派遣会社のものが適用されますし、給料も派遣会社から支払われます。

派遣と聞くと1番目の「登録型派遣」をイメージする方が多いので、間違いがないように理解しておきましょう。

勘違い②正社員よりも給料が低い

「派遣＝低収入」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、そうではありません。

派遣の施工管理の場合、施工管理のスキルを評価されて、適切な給料設定がなされます。専門職であるからこそ、経験者であれば派遣でも高収入を実現できます。筆者も正社員の施工管理から派遣の施工管理になった経験がありますが、基本給としては1.5倍ほどになったのを記憶しています。

また、未経験であったとしても、他の職種と同等かそれ以上の収入を得ることもできます。

収入の部分に関しては実際に求人票を見ることで、より解像度の高いイメージを持つことができるでしょう。

勘違い③自動的に正社員になれる

「派遣として働けば自動的に正社員になれる」というのも勘違いです。

自動的に正社員になれるのは紹介予定派遣の場合、もしくは派遣先企業から転籍の打診を貰って本人同意がなされたタイミングのみです。

派遣契約の種類によっても異なるので、就業前にこの部分をあらかじめ理解しておきましょう。

勘違い④自分の希望通りに勤務地や残業時間を細かく指定できる

「自分の希望通りに勤務地や残業時間を細かく指定できる」というのもありがちな勘違いです。

経験者であれば自分の希望に近い形での就業を実現できる可能性が高いでしょう。ただ、未経験者の場合はそうではありません。自分にとって100%希望通りという現場にならないことがあることは理解しておきましょう。

・どこの現場にいくのか
・どんな現場にいくのか
・残業時間はどうか
・通勤時間はどうか

上記のような就業条件は会社によって決まっている部分もありますし、タイミング次第で叶う場合も叶わない場合もあります。自分の中で譲れない条件がある場合は、入社時の面接で採用担当に自分の希望を伝えることが必要です。

勘違い⑤資格取得費用は会社が全て負担してくれる

施工管理派遣の会社は資格取得を支援している会社もありますが、全ての会社が資格取得費用を全額負担してくれる訳ではありません。

・資格の受験費用は負担してくれるかどうか
・資格の勉強に必要な書籍代は負担してくれるのか
・取得した資格に対する評価（昇給）はどうなっているのか

上記のような規定に関しては会社によって大きく異なる部分なので、入社前に理解しておきましょう。資格の受験費用は合格した場合のみ支給する、といった会社もあったりします。

ちなみに、株式会社レバキャリでは施工管理技士の資格に合格したら、2級の施工管理技士補で月3万の昇給を約束しています。

会社によっては資格を取っても月に数千円しか上がらない会社もあります。

あらかじめ資格取得の支援制度であったり、取得した資格の評価の部分についてはリサーチをしておきましょう。

施工管理派遣の会社を選ぶポイント

これらを踏まえた上で、次は施工管理派遣の会社の選び方について紹介していきます。

会社選び一つで就業満足度は大きく変わります。下記の会社選びのポイントを理解した上でホームぺージや求人要項を調べ、面接時に採用担当へと確認することでミスマッチない転職を実現できるようにしましょう。

ポイント①入社時の研修をしっかりしているところを選ぶ

まず会社を選ぶポイントとしては、入社時の研修をしっかりしてくれるところを選ぶようにしましょう。

施工管理は専門性の高い仕事です。現場で使われる専門用語であったり、建設業界の常識、といった部分は未経験から就業すると分からないことだらけでしょう。

だからこそ、入社時研修でできる限りの知識を身に着ける必要があります。

会社によっては研修をしっかりしてない会社もありますし、ぱっと見は研修しているように見えても、現場ではそこまで役に立たない研修をやっている会社があるのも事実です。

現場で有用な知識を現場へ行く前にどれだけ授けてくれるか？は会社を選ぶ上での大事な指標になります。

ポイント②努力を正当に評価してくれる会社を選ぶ

努力を正当に評価してくれる会社を選ぶ、というのも大事です。

当たり前ではありますが、自分が一生懸命に努力したら昇給したいですよね。ただ、会社によっては制度が明確に決まっていて「規定幅以上の昇給はできない」というようなパターンがあります。

『他の同期よりも頑張ってるつもりなのに、他の同期と給料が変わらない』

という悩みを持つ派遣の施工管理の人もいます。事前に昇給制度や評価制度、つまりはどういう基準で昇給していくのか？といった部分を明確にしている会社を選ぶようにしましょう。

ポイント③案件を豊富に持っている会社を選ぶ

人材派遣会社が保有している案件の数も、会社を選ぶ上で重要です。

案件があればあるほど、働き手からすると選択肢が増えますし、より良い就業条件の現場を選ぶことができる可能性も高まります。一方で案件が少ない会社だと、選択肢の幅が狭まります。

多くの建設会社とコネクションを持っている会社であれば、派遣の施工管理として活躍できる場があると考えることができるので、転職の際には案件数についても確認しておきましょう。

ポイント④資格取得支援があって、取得した資格の評価をしてくれる会社を選ぶ

繰り返しになりますが、資格取得の支援制度や取得した資格に対する評価は会社によってまちまちです。

施工管理として働くなら、資格取得はほぼ必須と考えても良いでしょう。

どの人も通る道なので、そこに対する制度の充実度合いは会社を選ぶ上で重要です。具体的には、資格支援について下記項目をチェックするようにしましょう。

資格支援についてチェックすべき項目
・資格の受験費用は会社が負担してくれるか ・試験に合格したときに、どの程度の昇給が見込めるのか ・資格保持者によるセミナーや講義はあるのか ・どの種類の資格に対して昇給を確約しているのか ・未経験者だけでなく、経験者にも資格合格の昇給が適用されるのか

ポイント⑤建設業界に対する理解が深い会社を選ぶ

その会社がどれほど建設業界に対する理解が深いのか？といった部分が最も重要です。

建設業界の理解が深ければ深いほど、その理解が人材派遣会社の制度や組織作りに反映されます。

例えば、「研修・教育制度」が分かりやすい例です。建設業界の理解が浅いと現場では使わないような知識を教えられ、現場へ行ってから0から学ばなければならなかったりします。建設業界に対する知識が深ければ、現場で有用な知識を研修で学べます。

また、評価制度も同様で「どんなスキルを持った施工管理技士の価値が高いのか？」といった部分は素人では判断できません。業界理解が浅いと、技術を持った技術者が正当に評価されないといったことも起こります。

人材派遣会社はあくまで「人材業」を営む会社なので、建設業界に対する理解が浅い会社もあります。

会社を選ぶ上では建設業界の理解の深さも視野に入れましょう。

派遣の施工管理として働くなら株式会社レバキャリへ

「派遣の施工管理として着実にスキルアップしたい！」
「自分のスキルを正当に評価してくれる会社へと移りたい！」

そう思っている方は、株式会社レバキャリで働いてみませんか？

株式会社レバキャリは施工管理に特化した人材派遣会社です。親会社に株式会社エルラインがいるので、建設業界の理解が深く、その知識が教育制度や組織作りに反映されています。具体的には1級施工管理技士が監修した入社時研修もありますし、資格に対する支援制度も、経験者に対する評価制度も整えています。

また、エルラインと連携して案件を受注しているので、派遣先が多様にあります。施工管理として多様なキャリアプランを用意しているので、もし少しでも興味のある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

まだ「派遣の施工管理になるかも決めてない」「転職するかも迷っている」という方でも、まったく問題ありません。

お待ちしております。

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