建設業界の「施工管理」と聞くと、専門知識が必須で、理系出身者が有利というイメージを持たれがちです。しかし、時代は変わり、大規模修繕の現場では、専門知識よりも「人」と「情報」をマネジメントする能力が、トップキャリアを築く鍵となっています。
本記事に登場する永田さんは、大学で政治経済を学び、完全な文系出身でありながら、現在では1〜2億円規模の現場を任されるハイブリッドなマネージャーとして活躍しています。
永田さんが語る、文系出身者が建設業で成功するための具体的なキャリア戦略、そして「きつい」イメージを払拭する仕事の醍醐味に迫ります。
社員プロフィール(永田 一哉さん)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 永田 一哉 |
| 部署 / 役職 | リニューアル事業部 / 次長 |
| 入社年月 / 入社形態 | 2022年3月入社 / 中途 |
| 担当業務 | 1級施工管理技士 / 施工管理と営業を兼任 |
複数のキャリアを経て、信頼できる仲間と再び現場へ

永田さんは、複数の会社での経験を積んでからエルラインへ転職されました。この業界に戻ってきたきっかけ、そしてエルラインを選んだ理由は何だったのでしょうか。
水野: 永田さんは様々なキャリアを経験されていますが、この建設業界に戻ろうと決めた一番の理由は何でしたか?
永田さん: 僕は、前職で一緒に組んでいた先輩がいたんです。(現・本部長の)実川という人間なんですが、私と彼とでやっていた時が、仕事のパフォーマンスも一番高かったし、仕事そのものが一番楽しかったと、社会人経験を積む中で気づいたんです。だから、他の会社で働くのも大変じゃないことはないけど、どうせ大変なら「誰とやるか」が重要だと考えました。
水野: その信頼する先輩がエルラインに入社した後、永田さんも入社されたということですね。
永田さん: そうです。彼は当時、リニューアル事業部の立ち上げ期で入社していて、私も声をかけてもらいました。彼と組んでやっていた時が一番熱中できたので、彼が新しいフィールドで挑戦するというなら、私もまた一緒にやろうと、入社を決めました。
@lline_official 【今月の人】リニューアル事業部の永田さん エルラインの行動指針に沿った 社員紹介 、 「今月の人」の第3回はリニューアル事業部の永田さん! 工事の責任者と企画営業をしている永田さんが 仕事に対して意識していることとは? #工事 #企画営業 #現場代理人 #今月の人
♬ オリジナル楽曲 – エルライン – 足場ブラザーズ
エルラインでは、社員の紹介による「リファラル採用制度」を設けています。
紹介を通じて新たな仲間を迎え、現場の価値を広げていくこの取り組みは、「人と現場をグリッドする」という私たちのVISIONにもつながる制度です。
入社後の定着や活躍を支える仕組みとして、紹介者には職種・勤務年数に応じて採用手当の報酬も支給されます。
「文系卒→1級施工管理技士」で年収700万円超えが見えるキャリア
「文系だから専門知識は難しい」という不安は、建設業界を目指す上で最も大きな壁の一つです。しかし、永田さんはこの不安を完全に払拭してくれています。
水野: 永田さんは政治経済学部出身と伺いました。専門知識が問われる施工管理の仕事に、文系出身者として不安はありませんでしたか?
永田さん: 実は私、大学は政治経済学部で、完全な「ガチガチの文系」なんです。新築の施工管理は専門の学卒でないと難しい側面がありますが、私たちが手がける大規模修繕工事だけは違うと断言できます。なぜなら、大規模修繕は「コミュニケーションと調整力」が主役だからです。
水野: 文系出身でも、資格取得でキャリアを築けるのでしょうか?
永田さん: はい。文系卒でも大規模修繕で経験を積めば、19歳以上で資格が受けられ、30歳までに1級(施工管理技士)が取れる道筋があります。これにより、当社の評価制度と連動して、年収が600万〜700万円超えまで上がるキャリアが見えてきます。この明確な道筋があることが、文系出身から挑戦する人にとっては非常に大きな魅力になると思っています。
現場経験+営業力=最強のプロジェクトマネージャー
水野: 現在、永田さんは施工管理と営業を兼任するユニークなポジションですよね。これは文系的な調整能力が活きているということでしょうか?
永田さん: まさにその通りです。私は現場常駐をしながら営業も兼務していた時期がありました。1級資格を持つことで、1〜2億円規模の大きな案件の現場を任されます。これは、現場の知識に加え、前職で培った営業力というハイブリッドなスキルがあるからこそ。エルラインでは、現場経験と営業力を掛け合わせた最強のプロジェクトマネージャーというキャリアを実現できました。
「きつい」イメージを覆す、知的マネジメント職のやりがい
水野: 永田さんが感じる、大規模修繕の仕事で最も「やってよかった」と思える瞬間はいつですか?
永田さん: 新築と異なり、大規模修繕は「住んでいる人」と工事期間中も直接やり取りをします。半年〜8ヶ月の長期プロジェクトが終わり、アンケートや直接の言葉で「綺麗になったね」「ありがとう」という直接的なお礼の言葉を受け取れるのが最大のやりがいです。これは、「地図に残る仕事」から「人々の記憶に残る仕事」へと、仕事の質が変わる瞬間だと感じています。
水野: 居住者との交渉は、コミュニケーションが主役とはいえ、大変な局面も多いのではないでしょうか?
永田さん: その通りです。居住者への対応が大変です。発注者と受注者という「対等ではない」立場で苦労する側面もあります。しかし、そこを乗り越えて、全居住者の満足度を最大化させることが、現場の司令塔である施工管理の役割であり、知的マネジメント職としての面白さでもあります。大変な調整業務の先に待つ、顧客満足度の高い達成感が、この仕事の醍醐味です。
建設業の常識を覆す「ベンチャー的な雰囲気」
働く環境への興味を高めるため、エルラインの企業風土について伺いました。
水野: 永田さんから見て、エルラインはどんな雰囲気の会社ですか?
永田さん: エルラインに入社してからの4年間、ずっと「スタートアップの会社」だと思っています。現場は平均年齢が下がり続けており、20代半ばの若手が多く入社しています。建設業の古い常識を覆す、新しい風土が根付いています。
「自分の仕事」を全うするプロ集団
水野: どのように若手の成長に繋がっているのでしょうか?
永田さん:エルラインの社員は、自身のキャリアや成長に強い意欲を持っている人がたくさんいます。「大変だから」という理由で立ち止まる人が少ないように感じます。与えられた仕事は自らの成長の機会だと捉え、朝早くからでもやり遂げようとする自律的なプロ意識が浸透していて、一時的な疲弊ではなく、主体的にキャリアを築いていると思います。
水野: 組織の拡大に伴い、永田さんは今後どのような役割を目指しますか?
永田さん: 今は、20代半ばの若手がどんどん入社しています。組織拡大に伴い、管理する人間を増やしていかなければならないフェーズです。僕自身も、彼らを教え、「部下を持って育てていく」管理側へのシフトを考えています。管理職ポジションが急増中なので、入社2〜3年で部下を持つ可能性も十分にある、早期にキャリアアップできる環境です。
記事のまとめ

永田さんのキャリアは、「文系だから無理」という常識を覆す、具体的な事例でした。
エルラインの大規模修繕施工管理は、体力勝負ではなく、コミュニケーション、交渉、そしてプロジェクト全体を動かす知的なマネジメント能力が主役の仕事です。
- キャリアパス: 文系出身でも1級施工管理技士の資格を取得し、年収700万円超えを目指せる明確な道筋。
- やりがい: 居住者の感謝を直接受け取る「人々の記憶に残る仕事」。
- 環境: ベンチャー的な風土と、若手への早期管理職登用戦略。
この新しいキャリアに挑戦し、誇りある未来を一緒に創っていきませんか。
エルラインではあなたの持つ多角的な経験を最大限に活かし、次のステージへ進むための環境と仲間が待っています。随時採用の募集をしておりますので、少しでも気になった方は下記ぺージからお問い合わせください!


コメント