土木工事の利益率の平均値は25%!改善する7つの方法を解説

「たくさん土木工事を受注できていて、売上は悪くないはず。それなのに、経営はギリギリで全然儲かっている気がしない。」
「我が社の利益率は、土木工事業界の平均と比べてどうなっているんだろう……」

このようにお悩みの方が、当記事に辿り着いたのではないでしょうか。

実際、一般社団法人建設情報管理センターの「建設業の経営分析」によると、令和3年度の土木工事の粗利率の平均値は25%でした。

そして、現時点で自社の利益率が25%以下なのであれば、まず目指すべき利益率というのも、この平均値である25%になります。

土木工事をはじめとした建設業は、仕入れや外注費用が高額になりやすく、完成まで日数がかかる工事業では「竣工まで赤字か黒字かわからない」といったケースが多いです。

当然ながら、利益率が低いと経営がいつまでも苦しいだけでなく、場合によっては倒産してしまうこともありえます。

倒産という最悪の事態を避けて社員を守るためにも、自社の利益率を把握して適切な対策を講じることが重要です。

そこで今回の記事では、土木工事の利益率の理想値や、利益率を改善する方法について解説します

本記事を読んでわかること
・土木工事の利益率の平均値
・目指すべき理想の利益率
・利益率の計算方法
・利益率が平均値より低い場合の原因と対策
・実際に利益率が改善した事例

土木工事に限らず、建設業で利益率を上げていくためには、自社の現状と引き起こしている原因を知って、一つひとつ対策を講じていくことが重要です。

この記事で、土木工事の利益率について理解を深め、利益率を上げる方法や実際に改善している企業の事例を知り、自社の経営に活かしましょう。

目次

1. 土木工事の利益率は平均値「25%」が目指すべき目安になる

土木工事の利益率は平均値「25%」が目指すべき目安になる

一般社団法人建設情報管理センターの「建設業の経営分析」によると、令和3年度の土木工事の粗利率の平均値は25%でした。

現在自社の粗利率が25%未満の会社は、まずはこの平均値である25%が目指すべき目安となります。

【粗利率(売上高総利益率)の平均値】

粗利率(売上高総利益率)の平均値
参照:一般社団法人建設情報管理センター「建設業の経営分析(令和3年度)」
売上高総利益率とは?

売上高総利益率は「粗利率」とも言い、商品やサービスを販売したときに得られる利益の割合を指します。

商品やサービスを販売した際の利益を指すことから、利益率は粗利率のことを指すことが多いです。

利益率には、売上高総利益率以外にも、売上高営業利益率や売上高経常利益率などがあります。   しかし、その中でも粗利率は「工事からどれくらいの利益が上がったのか」を表す値であるため、重要だと言われています。

なお、当コンテンツでは粗利率のことを利益率と表現し、解説していきます。

そもそも土木工事を含めた建設業は、その他の業種と比べ原価が高くなる傾向があるため、利益率の平均は低いと言われています。

そして冒頭でもお伝えしたとおり、建設コストの上昇、「労働集約型」「個別受注型」といった建設業界によく見られる特徴から、思うような利益が上げられずに倒産する建設業の企業が増えています。

利益率は年々少しずつ上昇傾向ではありますが、これらの要因により土木工事を含む建設業界の大幅な利益率の向上は難しいと言われています。

しかし「売上の最大化」と「原価の最小化」の2つに適切に取り組んでいくことで、利益率を改善していくことは可能です。

同じ土木工事を事業としている企業でも利益率が10%の企業もあれば30%の企業もあるなど、同じような工事をしていても大きな差があります。そのため、まずは平均値である25%の利益率を確保しましょう。

平均値に達したら、その数値に安心するのではなく更なる利益向上を目指すべきです。

なぜなら資材費や人件費は年々高騰してきているからです。また、実際に利益率25%を目指しても事故や災害などの不測の事態によって、目指している数値より下回るケースは多いです。

25%に達したあとは、30%、35%とさらに上を目指していくと、費用の高騰や不測の事態にも耐えられる、より安定した経営につながるでしょう。

2. 土木工事の利益率の理想とのギャップを計算する2STEP

土木工事の利益率の理想とのギャップを計算する2STEP

土木工事では、まずは利益率25%を目指すと良いことをお伝えしました。

ここからは、自社で受注した案件の利益率を実際に調べて、理想とのギャップを把握していきましょう。

方法は、以下のとおりです。

STEP1:過去受注した工事案件の利益率を計算する
STEP2:理想の利益率を達成する受注金額(見積額)の計算方法

実際の工事案件とその工事案件の理想とを比較することで、「本来この案件は〇〇万円で受注しなければいけなかったのだ」とギャップを知ることができるでしょう。

2-1. STEP1:過去受注した工事案件の利益率を計算する

利益率の計算方法
利益率=売上総利益÷売上高×100(%)

売上総利益は、売上高から工事原価や運営にかかる費用を差し引くことで求められます。

例えば、売上高が3,000万円で売上総利益が700万円だった場合、利益率23.3%です。

これまで受注した工事の利益率を計算し、自社の利益率がどれくらいなのかを把握しましょう。

上記でお伝えした計算方法は、引き渡し後に利益率がどれくらいだったのかを調べる計算式です。

「理想の利益率を達成するためには、どれくらいの額を見積額として出せば良かったのかも知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。

次のステップで、理想の利益率を達成する受注金額(見積額)の計算方法を解説していきます。

2-2. STEP2:理想の利益率を達成する受注金額(見積額)を計算する

ここからは、理想の利益率である25%を達成するには、いくらで見積額を出せば良かったのかを確認していきます。

理想の利益率に達するための見積額の計算方法は、以下のとおりです。

受注金額(見積額)の計算方法
受注金額(見積額)=原価価格÷(100%-目標利益率%)

例えば、原価が500万円の場合、

受注金額(見積額)=500万÷0.75

         =約670万となり、

利益率25%に達するための見積額が約670万円と算出できます。

しかし、「利益率25%を達成するためには、原価価格に0.25を足せばいい」と考えて、500万円に1.25をかけることで見積額を出してしまう方が多いです。

この誤った計算方法だと、

受注金額(見積額)=500万×1.25

         =625万円となり、

実際より低い額で見積りを出してしまうことになります。竣工後に「思ったよりも利益率が悪い」となる原因となるため、計算方法を間違っていないか、必ず注意してください。

ステップ1と2を踏まえて、理想と現実の利益率のギャップや本来いくらで受注すべきだったのかということがわかったかと思います。

見積額・受注額の差が大きいほど利益率は当然ながら下がってしまうのです。

3. 土木工事の利益率が目標から低い場合に考えられる要因4つ

土木工事の利益率が目標から低い場合に考えられる要因4つ

これまでの工事の利益率を算出したところ

「理想値とかけ離れている……」
「見積額が低かったのはわかったけど、だからといって急に値上げできるわけではないし、どうしたらいいかわからない……」

と落ち込んだ方がいらっしゃるのではないでしょうか。

理想とのギャップに驚いた企業は、以下の4つが利益率が低い原因となっていることが多いです。

売上至上主義で利益を重要視していない

原価管理が明確にできておらず誤差やミスに気づけない

工程管理が明確にできておらず無駄が発生している

固定費が必要以上にかかっている

そもそもの受注額が低い、ということ以外にも、利益率を下げている原因はたくさんあります。

一つひとつ自社と照らし合わせながらお読みください。

3-1.売上至上主義で利益を重要視していない

土木建設業に多い考え方に「売上至上主義」があります。竣工まで日数がかかる建設業では、売上を優先して利益をあまり考えない企業が多いのです。

また、社員に仕事を回すために「黒字か赤字かわからないが、とりあえず受注する」といった企業も多く見られます。

土木工事については理解できても、経理関係になるとお手上げ……という方も多いと思います。

しかし、財務諸表(B/SやP/L)や営業利益と経常利益の違いについて理解がないと、結局売上を追うだけの経営につながってしまいます。

当たり前ですが、売上が高くても固定費や材料費がその分かかっていれば、利益は上がりません。

売上額で工事を受注するか決めている場合は、利益をもとに考えられるよう、根本から意識を変える必要があります

3-2.原価管理や在庫管理が明確にできておらず誤差やミスに気づけない

売上額ではなく利益率を中心に受注を考える場合、原価や在庫を把握している必要があります

利益率は、売上高からかかるであろうコストを差し引いた売上総利益を計算する必要があるからです。

「原価はどれくらいかかっているか?」
「在庫は何がどれくらいあるのか?」

といったことが把握できていないと「多分これくらいだろう…」とどんぶり勘定になり、正しい利益率が算出できないだけでなく、以下のように不要なお金の流出につながってしまいます

利益率が下がる要因詳細
原価管理ができてない・ミスがあるまま工事を進めることで、最終的な利益に大きく影響が及ぶ
在庫管理ができていない・本来購入しなくて良かった資材を買ってしまう
・保管場所を用意するコストがかかる
・資材の使用期限が切れて無駄が発生する

利益率の低下を防ぐためにも、定期的にかかっている原価や在庫量を確認し、整理しておきましょう。

特に手作業で原価や在庫を管理している場合は、保存ミスなどのヒューマンエラーが起きやすいです。

3-3.工程管理が明確にできておらず無駄が発生している

原価や在庫の把握ができたら、工事の工程にも目を向けていきましょう。

工程管理ができていないと、以下のような無駄なコスト発生につながってしまいます。

工程管理ができずコストが増える要因
・作業効率が悪くなる
・不要な待ち時間が発生する
・工事の品質が低下する
・注意力が下がり、事故の発生に繋がる

利益率向上を目指すには、受注した工事ごとに以下のような工程管理が必要です。

工程管理の方法
1.工程表を作成し、想定通りに工事が進んでいるか確認する
2.想定より遅い場合は、原因を特定して改善する
3.想定より早い場合は、要因を特定して次回以降にも活かす

実際の現場では、災害や材料搬入の遅れなど、想定外の出来事で工程どおりに進まないことも多いです。

想定外の出来事が起きても問題ないように、余裕のあるスケジュール作成が求められます

3-4.固定費が必要以上にかかっている

売上に比例してかかる変動費だけでなく、固定費も利益率を下げる要因の一つです

考え方はさまざまですが、建設業では「販売費」や「一般管理費」を固定費として捉えることが一般的です。

販売費と一般管理費をあわせて、販管費とも呼びます。販管費は、売上の15〜20%が一般的です。

一般的に販管費に含まれるもの
・広告宣伝費
・地代家賃
・水道光熱費
・給与
・交通費
・通信費
・販売手数料 など

固定費は売上に関係なく毎月かかるので、必要以上にかかっていると利益を下げる大きな要因となります。

4. 土木工事の利益率を改善させる7つの方法

土木工事の利益率を改善させる7つの方法

利益率が低い原因を探ってみると、当てはまる項目が見受けられたのではないでしょうか。

ここからは、実際に原因を改善して利益率を上げていくステップを確認していきましょう。

【マスト】現状分析を行い経営課題を把握する

【マスト】利益率を中心に目標設定をする

【マスト】コストの見直しを行う

【マスト】工事プロセスの最適化を行う

【ベター】コミュニケーションを円滑にする

【ベター】月次決算を行う

【ベター】経営者は最低限の会計指標の見方を学ぶ

一つひとつのステップをこなしていくことで、利益率の改善が実感できます。

4-1.【マスト】現状分析を行い経営課題を把握する

まずは、自社の現状分析を行い、経営課題を把握しましょう。まずは、以下のことを洗い出します。

現状分析をするために洗い出す項目
・過去数年間のプロジェクトごとの利益率
・かかっている原価
・かかっているコスト
・納期 など

上記を洗い出した後は、どの要因が利益率に影響しているのかを分析していきます。

・資材費や人件費、設備費に過剰なコストがかかっていないか
・工期の遅延要因になっている工程はどこか など

土木工事で管理する原価はとても多いため、データを統合管理できるツールの導入がおすすめです。

4-2.【マスト】利益率を中心に目標設定をする

次に、自社の現状を鑑みて目標とする利益率や売上高を決定しましょう

現状の利益率からかけ離れている場合は別ですが、先ほどもお伝えしたとおり、土木工事の平均利益率である25%を目標にそれぞれの工事の売上高を設定すると良いです。

もう一度、理想の利益率を達成する見積額の計算方法を思い出してください。

理想の利益率を達成する見積額の計算方法
見積額=原価価格÷(100%-目標利益率%)

原価が100万円かかりそうな場合は、以下の計算式で目標となる売上高を設定できます。

原価100万円÷(100%-25%)=目標売上高約133万円

このように目標とする利益率を達成できる売上高を計算した上で、高い利益率が確保できる工事から受注を、会社の経営も安定します。

4-3.【マスト】コストの見直しを行う

目標設定ができたら、過剰なコストがかかっていないかの見直しも行いましょう。

見直すべきコスト
資材費・資材費は工事の大部分を占めるため、サプライヤーとの価格交渉を強化する
・長期契約や一括購入による割引を活用する
・複数のサプライヤーを比較し、コストパフォーマンスの良いものを選定する など
人件費作業員のスケジュールを最適化し、過剰な残業を削減する
・熟練度に応じて適切な人員配置を行い、生産性を向上させる
社員教育を強化し、作業の効率化を促進させる など
機械・設備費機材の購入とリースを比較し、よりコスト効率の良い方法を選ぶ
・機材のメンテナンス計画を策定し、故障や遅延によるコストを削減する
販管費経営層の報酬や給与の見直しを行う
広告宣伝費を見直したりコストダウン交渉をしたりする

利益率の高い案件を受注するだけでなく、原価管理を徹底することも利益率向上につながります。

思った以上にコストがかかっていたら、材料の仕入れルートや方法を見直しましょう。

受注金額は変わらずとも、原価はどんどん変動していきます。そのため、一度把握したら終わりではなく、都度原価を見直すことが重要です

4-4.【マスト】工事プロセスの最適化を行う

コストを見直したら、工事の工程も見直して無駄を省いていきましょう。

工事プロセスの見直しに有効な方法
工事スケジュールを詳細に管理し、工期の遅延を防ぐ
・工期が短縮できる部分や無駄がないか、各プロセスを精査する
建設管理ソフトウェアを導入し、リアルタイムで進捗やコストを管理する
労働力の配置と作業計画を事前に調整し、無駄な待ち時間を減らす
スケジュール管理ツールを活用して、労働時間を効率化する

工程管理では、手作業ではなくITツールの活用がおすすめです手作業で工程管理をしているとミスが発生しやすいだけでなく、変更や周知に手間がかかります。

ITツールを利用して、コストも含めた一元管理や社員との共有ができれば、大幅な業務効率化につながるでしょう。

4-5.【ベター】コミュニケーションを円滑にする

自社と関わる人と、円滑なコミュニケーションを心がけることも利益率向上のために重要です。コミュニケーションが不足すると、以下のような事態に陥りやすいのです。

・社員への連絡が行き違い、不要なコストが増える
・必要な情報が共有できていないことで、顧客が離れる

施工チーム間だけでなく、発注者や設計者、サプライヤーとのコミュニケーションを強化し、トラブルやミスによるコスト増を防ぎましょう。

日頃から進捗報告会を設けるなど、コミュニケーションの場を作るように心がければ、問題が起きても早期発見・解決が可能です。

円滑なコミュニケーションを意識することで、得意先に単価アップの交渉をしたり、仕入先に値下げ交渉をしたりといったこともしやすくなるでしょう。

4-6.【ベター】月次決算を行う

目標を設定し、不必要なコスト削減や円滑なコミュニケーションなどの改善ができたら、毎月の損益を把握するために月次決算に取り組んでいきましょう

未完工事を把握した上で完成工事を毎月計上していくことで、実際にどれだけの売上高や利益があったかがわかります。

月次決算は「作成が大変」という面もありますが、以下のようなメリットもあります。

月次決算を行うメリット
・タイムリーに自社の財務状況がわかる
・自社の財務状況に応じた経営戦略が早期に立てられる
・年次決算の負担が減る
・金融機関からの融資が受けやすくなる

年間12回決算書を作成する月次決算は面倒なため、年に1回しか決算書を作成しない工事会社も多いです。

しかし、年に1回しか自社の状況を把握できないということは、自社の会計への不安を大きくさせます。

会計管理システムを使って入出金データなどが管理できれば、月次決算もスムーズに行えます。

初めて行う場合は大変かもしれませんが、始めれば大きなメリットが得られるのが月次決算です。

4-7.【ベター】経営者は最低限の会計指標の見方を学ぶ

建設に関することは知っているが、経理に関することはよくわからない……という経営者の方も多いことと思います。

しかし、経営者が会計指標の見方がわからず税理士に丸投げ状態だと、売上だけを追う結果となり、利益向上には結びつきづらいでしょう

会社全体の経営状態を把握し、全体のバランスを見ながら指示を出していくためにも、経営者は最低限の会計指標の見方を学ぶ必要があります。

特に、経営指標を算出する財務諸表については知っておくべきです。

財務諸表詳細
貸借対照表(B/S)・企業の資産と負債、純資産の内容などを対比して表示したもの
損益計算書(P/L)・企業の収益と費用、利益と損失を表示したもの
キャッシュ・フロー計算書 (または資金繰り表)・現金の流れ、キャッシュの増減原因を表示したもの

経営指標の見方がわかれば、同業他社との比較に役立ったり、経営課題を見つけやすくなったりします。「今の会社の状態」を自分で把握できるように、最低限の会計指標の見方を学びましょう。

自社の利益率を向上させたい方は、建設業界の課題解決に特化した「エルライン」にお任せください!


上記のような7つの方法を自社だけで行うのはとても大変ですし、ツールの導入も必要です。材料費も年々高騰しているため、できるだけ早い利益率の改善が求められます。

株式会社エルラインは、専門工事会社特有の経営課題に対して解決の糸口を提示し、経営環境や働く方の環境改善に尽力しています

現場主義を貫き、最先端技術を積極的に取り入れたツールを開発していることが特徴です。

実際の現場で試行錯誤してきた経験から得た知識とノウハウを惜しみなく提供し、企業様の成長をサポートいたします。

土木工事の利益率にお困りの方は、同じ課題を乗り越えてきたエルラインへぜひご相談ください!  

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建築資材特化型の配送管理システムLLOGI(エルロジ)

5.まとめ

利益率はどの業界でもとても大切ですが、どのように計算したら良いか、どのように向上させていけばいいかわからないと、不安なままの企業経営になってしまいますよね。

土木工事における利益率の平均値や理想値、利益率が低い原因や改善方法をもとに、自社のこれから取り組むべきことが見えてきたかと思います。

最後に、もう一度記事の内容を確認しましょう。

土木工事の利益率平均は約25%

土木工事の利益率は平均値がひとつの目指すべき目安。
自社の利益率と平均値とのギャップを把握し、埋めるための対策を講じることが重要。

土木工事の利益率が目標から低い場合に考えられる要因

・売上至上主義で利益を重要視していない
・原価管理や在庫管理が明確にできておらず誤差やミスに気づけない
・工程管理が明確にできておらず無駄が発生している
・固定費が必要以上にかかっている

土木工事の利益率を改善させる7つの方法

【マスト】現状分析を行い経営課題を把握する
【マスト】利益率を中心に目標設定をする
【マスト】コストの見直しを行う
【マスト】工事プロセスの最適化を行う
【ベター】コミュニケーションを円滑にする
【ベター】月次決算を行う
【ベター】経営者は最低限の会計指標の見方を学ぶ

利益率を改善していくためには、現状と理想のギャップを把握し、埋めるための方法を一つひとつこなしていくことが大切です。

この記事が、利益率改善にお悩みの企業さまの助けになれば幸いです。

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