「土工って具体的にどんな仕事なんだろう?」
「土木作業員になって土工……。自分にもできるのかな?」
土木作業員の行う「土工」という作業。土を扱う仕事だろうとなんとなく想像はできても、実際にどんな作業をするのかはっきりとはわからない──そう感じている人は少なくないでしょう。
土工とは、建設現場で行われる下表で挙げるような作業をまとめて言うものです。
| 作業名 | 作業概要 |
|---|---|
| 切土(きりど)・盛土(もりど) | 傾斜地を平らにするために土を削り取る、または土を盛る |
| 掘削・埋め戻し・地ならし | 土を掘り下げたり、掘り下げたところに土砂を投入して元の地盤の高さに戻したり、地面を平らにならしたりする |
| 土砂や資材の運搬 | 前出の切土で出た土あるいは盛土に必要な土や、現場で使用する資材を人手やダンプカーなどで搬入出する |
| 杭打ち・杭抜き | 軟弱な地盤を補強するために杭を地中深くまで打ち込んだり、すでに打ち込まれている杭を取り除いたりする |
| コンクリート施工 | 固まる前の生コンクリートを撹拌したり、それを型枠に流し込んだりする |
道路や橋、ダムやトンネルといった大規模な構造物も、最初は「土を掘る」「運ぶ」「固める」といった作業から始まります。つまり、土工はすべての土木工事の出発点なのです。
「自分の手で土台を築いたという実感」「社会の役に立っているという誇り」を感じることができる、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
とはいえ、きつい面もあります。そのため、やる気に満ちて未経験から挑戦したものの、後悔してしまうケースも少なくありません。
だからこそ、土木作業員となることを考え始めたなら、「働く環境」にも目を向けることが大切です。
本記事では、土工という仕事の実態から、これから土木作業員を挑戦しようと考えた時に、なぜ「働く環境」が重要なのかまで詳しく解説します。
| 【この記事を読むとわかること】 |
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この記事を読むことで、土工の全体像を理解できるだけでなく、土工という仕事が自分に合っているのかといった判断のヒントを得られます。
ぜひ最後までお読みいただき、将来の選択肢として土木作業員の道を検討する際のご参考となさってください。
| 「土工」は作業そのものだけでなく作業員を指すこともある |
|---|
| 「土工」が現場の基盤づくりに当たる作業全般を指すことは前述の通りですが、こうした作業を行う作業員のことも同じく「土工」と呼ばれる場合があります。 本記事では、作業内容としての「土工」について詳しく解説していきます。 |
1. 土工とは「現場の基盤づくり」のための作業全般のこと

土工(どこう)とは、「土工事」の略であり、土木工事現場で行われる作業のうち「現場の基盤づくり」に当たる実作業全般を指します。
「土木工事」は、道路工事やダム工事、宅地造成工事などの工事全体を指します。
そうした工事において、人力または重機で行われる基盤整備の工程をまとめて「土工」と呼ぶのです。
(※こうした作業自体の他、それを行う作業員も「土工」と呼ばれる場合がありますが、本記事で解説していくのは、作業内容としての「土工」についてです)
一方、ブロック積みや標識設置などの「基盤を整えた上に構築する作業」は、土木工事で行う作業のうちではありますが、土工とは区別されます。

さらに、土工は大きく「機械土工」と「人力土工」に分けられます。
| 【機械土工】 パワーショベルやブルドーザーなどの重機を使って行う作業。 掘削・盛土・整地などを、大規模かつ効率的に進められる。 【人力土工】 シャベルやつるはしといった道具を使い、人の手で行う作業。 重機が入れない狭い場所や、勾配のきつい斜面など地形の制約がある現場で欠かせない。 |

土工は、構造物を作る前段階として現場を整えるという「土木工事のはじめの一歩」といえます。
2. 土工の具体的な作業内容

土工が現場の基盤づくりを担う作業全般であることをお伝えしましたが、具体的にどういった作業が土工に分類されるのでしょうか。
土工に含まれる作業は多岐にわたりますが、主なものとしては次のような作業が挙げられます。
(※足場の組立・解体を土木作業員と鳶職人が共同で行う場合もあります) |
上記の各作業について、以下で解説していきます。
作業イメージをよりクリアにしましょう。
2-1. 切土(きりど)・盛土(もりど)

| 切土(きりど) | 斜面の高い位置を削り取って低くする作業 |
|---|---|
| 盛土(もりど) | 斜面の低い位置に土を盛って高くする作業 |
切土および盛土は、傾斜地を平らにするための作業です。
斜面の高い位置を削り取って低くし、逆に斜面の低い位置に土を盛って高くすることで、最終的に平坦地を作り出します。

山間部での宅地造成工事や道路工事の初期段階で行われることが多い作業で、建物を建てたり道路を整備したりする場所を整えておくプロセスに当たります。
2-2. 掘削・床掘り・埋め戻し・地ならし

| 掘削(くっさく) | 地面を掘り下げる作業。 埋め戻さず、掘り下げた位置がそのまま仕上げ高さ(施工基面)になる |
|---|---|
| 床掘り(とこぼり) | 地面を掘り下げる作業。 一旦掘り下げた後、仕上げ高さ(施工基面)まで埋め戻す |
| 埋め戻し | 掘ってできた空間に土砂を戻し入れて元の地盤の高さに戻す作業 |
| 地ならし | 地面を平らにならし締め固める作業 |
地面の高さを整えたり、地中に穴を掘って設備を設置したり、地表を平らにしたりといった作業は、土工の代表的な作業です。
これら一連の作業は、地盤を目的に応じた所定の形と高さに整えるために行われます。
「掘削」と「床掘り」はどちらも地面を掘り下げる点では同じですが、掘った土砂を戻すか戻さないかが大きな違いです。
たとえば管工事(上下水道管やガス管などの敷設)は、床掘りが行われる工事の典型例です。
管を通す位置まで掘り下げ(床掘り)、できた空間に管を敷設したら掘り取った土砂をかけ戻して元の高さに戻し(埋め戻し)、最後に表面をきれいにならして締め固めます(地ならし)。

もし床掘りの深さが不十分だったり、地ならしが甘かったりすれば、後に管が破損する原因となったり、地盤が沈下したりしかねません。
最終的に見えなくなる部分の仕事ですが、見えないからこそ手を抜けない、まさに現場の土台を支える作業だといえるでしょう。
2-3. 土砂類・資材の運搬

| 土砂類の運搬 | 掘削時に出る「土砂」「石」「建築廃材」「盛土用の土砂」などを、主にダンプカーなどで指示された場所まで運ぶ作業 |
|---|---|
| 資材の運搬 | 工事で使う鉄筋、アスファルト合材、足場材といった各種資材類を、必要な場所まで運ぶ作業 |
必要な資材を指定の場所まで運んだり、掘削により出た土砂を現場から運び出したりします。
運搬にはダンプカーなどの車両を使うのが一般的ですが、たとえばごく小規模な現場で出る少量の土砂などを、ネコ(手押し車)を使って人力で運ぶこともあります。

特に、
- 山を切り崩して道を通す道路工事
- 傾斜地を平らにして住宅地をつくる宅地造成工事
- 堤防のかさ上げを行う護岸工事
- しゅんせつ(川底をさらうこと)を伴う河川工事
- 掘り進んだ分だけ土砂を搬出しなくてはならないトンネル工事
など大量の土砂が掘り出される(あるいは必要となる)現場では、ダンプカーがひっきりなしに往復することになります。
近年では、ベルトコンベアを利用して効率的に土砂を搬出する現場も増えてきています。
運搬作業は一見すると周辺業務のようですが、資材がタイミングよく届き、不要な土砂類がすぐ処理されるかどうかで、現場の作業効率や安全性は大きく変わります。
つまり、工事をスムーズに進める上で欠かせない重要な作業なのです。
2-4. 杭打ち・杭抜き

| 杭打ち(くいうち) | 建物・構造物の土台を補強するために地中深くまで杭を打ち込む作業 |
|---|---|
| 杭抜き(くいぬき) | 既に打ち込まれている杭が不要となった際に地中から引き抜く作業 |
地盤が軟弱な場所や、重量のある巨大な構造物が建てられることになる場所で発生する作業が、杭打ちもしくは杭抜きです。
土台が不安定では、上に載ることになる建物や構造物が重みで沈下して傾いたり、倒壊したりするおそれがあります。
そこで複数本の杭を、下のほうにある硬い地盤に到達する深さまで打ち込む「杭打ち」を行います。
建物や構造物の重さ(荷重)が杭を通じて硬い地盤に伝わるようにすることで、硬い地盤から押し返す力(反力)が働き、建物や構造物をしっかり支えられるようになるのです。

逆に不要となった杭を地中から引き抜く作業が「杭抜き」です。
この作業で使う杭(基礎杭)は数〜十数mと非常に長く、鋼鉄製で重量もあるため、いずれも「杭打ち機」「杭抜き機」という大掛かりな重機を使って行います。
| コンクリートを地中に流し込んで杭にする方法もある |
|---|
| 掘った穴に杭を建て込む上記の方法のほか、穴の中にコンクリートを流し込んで固めることにより、その場で杭を作る方法もあります。 |
2-5. コンクリート施工

| コンクリート攪拌 | セメント・砂・砂利・水を攪拌(かくはん)して生コン(固まる前のコンクリート)を作る作業 |
|---|---|
| コンクリート打設 | 生コンクリートを打ち込んで(=型枠内に流し込む)目的の形状に固める作業 |
コンクリート施工は、生コンを作る「攪拌」や、それを型枠(コンクリートを目的の形状に固めるための型)に流し込むなどする「打設」といった作業の総称です。
コンクリート舗装の道路、擁壁(ようへき)、高速道路の橋脚、トンネルの内部、建築物の基礎などを作るために行われます。
攪拌については、かつてはセメント・砂・砂利・水を手作業で練り混ぜましたが、近年では工場で作られた生コンをミキサー車で現場まで運ぶことが一般的です。
打設についても、ポンプを使ってミキサー車から型枠に直接流し込むのが主流です。
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※ミキサー車のドラムが回転しているのは、輸送中に生コンが分離したり固まったりするのを防ぐためです。ドラムの中で材料を攪拌して生コンを作っているわけではありません。 ![]() |
また、忘れてはならないのが、コンクリート打設は生コンを打ち込んで終わりではなく、「締め固め」を行う必要もあるということです。
締め固めとは、打設されたコンクリートに振動を与えて、型枠の隅々まで生コンを行き渡らせるとともに、内部に混ざっている気泡を逃す作業です。次の3種類の方法があります。
- 打ち込まれた生コンの中に内部振動機(コンクリートバイブレータ)を差し込む
- 型枠振動機を型枠の外側に押し当てて振動を与える
- コンクリートタンパーなどを使う(路面や床面の場合)
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| コンクリートバイブレータを使った締め固め | 床面の締め固め |
生コンは数時間で固まり始めるため、コンクリート施工は時間との勝負となります。
もたつくことなく進められるよう、事前の段取りがとりわけ大切な種類の作業です。
3. 正直どうなの?土工のやりがいと大変さ

前章の解説で、土工の作業についてはイメージできたかと思いますが、実際に働くことを考えたとき、「やりがいはあるの?」「体力的にキツいんじゃないの?」と気になる人も多いでしょう。
そこで本章では、土工の仕事で感じられるやりがいと、避けて通れない大変さの両面をお伝えします。
| 【やりがい】自分の手で人々の暮らしを支える土台を築いたという実感 【やりがい】スケールの大きな仕事に関われること 【大変さ】体力面のキツさ 【大変さ】気候条件の厳しさ |
自分にとって働きやすい仕事かどうかを判断する材料にしてください。
3-1. 【やりがい】自分の手で人々の暮らしを支える土台を築いたという実感
土工という仕事のやりがいのひとつは、人々の暮らしを支える土台を自らの手で築いたという実感を得られることです。
トンネルや橋、道路といったインフラは、その代表的な例でしょう。
道路工事ではまず掘削や盛土、地ならしといった土工が行われ、その上にアスファルトが敷かれます。
土工がしっかりしているからこそ、完成した道路が陥没することなく、人や車が安全に通行できるのです。
宅地造成でも、最終的に目に映るのは上に建つ家々ですが、それらが安全な状態で建っているのは、土工により地盤が整えられているからにほかなりません。
「道路や公園を作ると『通勤が楽になった』『遊びに行ける場所ができた』と地元住民から感謝され、人の役に立てていると実感できる」
「大規模災害時の緊急輸送路となる高速道路の工事を通じて社会貢献できたことは、大きな誇りだ」
といった現場の声も聞かれます。
人々の生活を支えているという誇らしい気持ちは、他の仕事ではなかなか味わえない種類のものです。
3-2. 【やりがい】スケールの大きな仕事に関われること
スケールの大きな仕事に関われることも、土工という仕事のやりがいのひとつです。
たとえばダム工事はその最たる例と言えるでしょう。山を切り崩し、谷間をせき止める巨大な構造物を築くダム建設は、圧倒的な規模の大きさを感じられる仕事です。
山肌が少しずつ形を変えていく光景は圧巻そのものです。そして無事完成したダムは、エリア一帯の水がめとなり、洪水を防ぎ、それこそ100年先まで地図に残って社会を支え続けます。
そうした壮大なプロジェクトに携わったという事実は、生涯を通じての大きな誇りとなるはずです。
| 「憧れの重機を操縦できる」のも大きな魅力 |
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| 土工の仕事では、仕事内容の性質上、重機を使って作業を進めることもあります。 ショベルカー、ブルドーザー、ホイールローダーといった重機への憧れは、子どもたちだけのものではありませんよね。大人になっても「重機を操縦できる」ことの特別感は変わりません。 ただ、重機を操縦するには免許さえ取得すればよいわけではありません。 自動車のように自分で所有して自由に乗れるものではないため、重機が実際にある職場環境に身を置くことが欠かせないからです。 その点、土工に携わる土木作業員は、実際に重機を操縦できる環境で働く存在です。人力のみに留まらない、大きな魅力といえるでしょう。 なお、重機オペレーターにご興味をお持ちの方は、「重機オペレーターを目指すには?仕事内容や資格、年収まで全解説」で詳しく解説していますので、そちらもぜひご参照ください。 |
3-3. 【大変さ】体力面のキツさ
前述のようなスケールの大きなやりがいがある一方で、土工は決して楽な仕事ではありません。
その理由のひとつが、体力面のキツさです。
重機が普及しているとはいえ、現場にはどうしても体を使う作業が多く残っています。
特に慣れないうちは「想像以上にキツい」と感じる人も少なくないでしょう。
また、ある程度慣れてきた頃にも注意が必要です。無理な動きや誤った体の使い方を続ければ、腰や膝といった関節を痛めてしまうからです。
実際、重い土を繰り返し掘り出すうちに腰痛を抱えたり、しゃがみ込む作業で膝を悪くしたりといった「職業病」に悩まされる人もいます。そうなれば最悪、仕事を続けられなくなることもあるのです。
汗と泥にまみれながらの重労働である土工には、それを乗り越えるだけの体力と精神力のほかに、体への負担を自覚しつつ慎重に作業する姿勢も求められるのです。
3-4. 【大変さ】気候条件の厳しさ
土工の仕事を厳しくしている要因として、気候条件の厳しさも挙げられます。
作業は基本的に屋外で行われるため、天候や気温の影響を直接受けるからです。
雨の日は足元がぬかるんで作業効率が下がるだけでなく、転落や転倒の危険も増します。
夏の炎天下では汗だくになっての作業。真冬になれば冷たい風にさらされ、手足の感覚がなくなるような寒さの中で工具を扱います。
直射日光を遮るもののない野ざらしの現場や、標高の高い山中での作業は、なおのこと過酷です。
こうした気候条件の厳しさと常に向き合わなければならない土工の仕事は、ある意味自然相手の仕事ともいえ、環境への適応力と自己管理が欠かせません。
| 近年の現場ではさまざまな熱中症対策が講じられている |
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| 冬の寒さもさることながら、多くの人が特に不安を感じるのは夏場の猛暑でしょう。 ですが、年々高まる熱中症リスクを受けて、2025年6月1日からは建設・土木現場での熱中症対策が法的に義務化されています。 この流れもあり、下記のような対策で作業員の体調管理をサポートする体制が今や当たり前となってきています。 ・電動ファン付きの空調服や、体を冷やす冷却ベストの着用 ・WBGT(厚さ指数)に応じた作業中断や休憩時間の延長 ・クールダウンスペース(冷却休憩施設)の設置 ・ミストシャワー、スポットクーラー、送風機などの活用 ・かき氷や塩飴などを自由に食べられるコーナーの設置 ・特に気温が高くなる昼時の作業の一時中断 など 夏場の作業が厳しいのは事実ですが、このように安全を守る仕組みが広がっているため、過度に心配する必要はありません。 |
4. 土工を無理なく続けられる人の特徴

前章で土工の仕事のやりがいだけでなく大変さも感じ、「体力的にやっていけるかな?」「自分に合うんだろうか」と思った人もいるはずです。
本章では、土工の仕事を無理なく続けていける人に共通する3つの特徴について解説します。
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これらの特徴は土工に限らず多くの仕事に共通する強みですが、体力的・精神的な負荷が大きい土工では、特に重要な要素です。3つ全ての特徴を持つ人は土工の仕事を無理なく続けられると言えます。
土木作業員として土工に携わることが自分に向いているかどうかを考えるヒントになりますので、以下で確認しておきましょう。
4-1. 体を動かすことに対し前向き
まず、進んで体を動かして働きたいという人は、土工に携わる上でとても有利です。
土工は、屋外で長時間にわたり体を動かし続けることが基本です。
炎天下や寒空の下で作業することもあれば、重い資材を扱うこともあります。
このような肉体的な負荷が大きい作業では、「つらい」と感じるか「手応えがある」と捉えるかによって、同じ状況でも心身の消耗度が大きく変わってくるからです。
体力は仕事を続ける中で自然とついてくるので、必ずしも体力自慢である必要はありません。
しかし、土工という仕事の身体面への負荷の高さを考えると、たとえば、
- 10kgの米袋を2度も3度も持ち上げるのは無理
- 30分以上立っていることができない
- 少し雨に濡れると必ずといっていいほど熱を出して寝込んでしまう
といったことはない程度の基礎体力は不可欠でしょう。
その上で、
「体を動かすのは苦にならない」
「汗をかくのは嫌いじゃない」
など、積極的に作業に取り組もうという姿勢につながるような前向きさを持てる人なら、より理想的です。「無理に頑張る」と考えることなく、自然と仕事に馴染みやすくなるでしょう。
4-2. チームワークを大切にする
チームワークを大切にできる協調性は、土工の仕事に不可欠な資質です。
土工は、個人の力だけでは完遂できません。
たとえば、杭打ちの現場では、作業員と重機オペレーターの連携が必須です。
作業員が杭の位置や高さを確認しながら、杭打ち機を操縦するオペレーターに正確に伝達・指示し、作業を進めていきます。
危険な作業も多いため、常に周りの状況に気を配り、仲間と声をかけ合いながら安全に作業を進める姿勢が求められます。
特に新人のうちは、先輩のサポートを受けながらチームの一員として動けるかどうかが、仕事に慣れる上でとても重要になってくるでしょう。
4-3. 安全意識が高い
高い安全意識は、土工に携わる上で絶対に外せない要素です。
現場には重機や資材が行き交い、ちょっとした油断が大きな事故につながることもあるからです。
たとえば、「この辺に置いておこう」と何の気なしに資材を置いた場所が作業動線上にあれば、怪我を招きかねません。
- 他の作業員の動きや立ち位置を意識し、接触を未然に防ぐ
- 資材の置き場所や重機の操作範囲を考慮し、作業の妨げや危険を避ける
- 足元の段差、地盤の状態といった作業環境を把握し、事故を防ぐ
- 手順やルールを遵守し、安全な作業を心がける
といった安全意識をしっかり持てる人なら、長く安心して働くことができます。
5. 土木・土工の仕事に就くなら働く環境が重要

土工の仕事を無理なく続けられる人の特徴を見て、「これなら自分にもできそうだな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、土工には体力的にも精神的にもハードな面があるのも事実です。
闇雲に飛び込めば、後悔することになりかねません。
大変さを理解した上で土工に携わることを決めたのであれば、「働く環境」を重視することがとても重要です。具体的には、ある程度の規模や体制が整った会社を選ぶことがポイントになります。
なぜなら、規模が大きく体制の整った会社ほど、労働環境への配慮が行き届いている傾向があるからです。
肉体労働を行う以上、
- 余裕を持った人員配置
- 身体への負担を軽減する機器やツールの活用
- しっかりと身体を休められる休憩所の整備
といった諸対策が講じられている環境であるほど身体的・精神的負担が軽減され、長く働き続けやすくなります。
一方で、人手が限られる小規模な会社では、人員のやり繰りが厳しくなりやすく、革新的なツールや安全対策の導入予算も確保しづらいといった事情があります。
結果として、無理を強いられる場面が増えてしまい、作業員一人ひとりの負担が大きくなりやすいです。

つまり、同じ土工の仕事でも、働く環境次第で「つらさ」が大きく変わってくるのです。
「土工をやってみたい」と思ったときには、仕事内容だけでなく、働く環境が整っているかどうかを、会社規模や体制を目安にしっかり見極めることが大切です。
| 「土工に挑戦してみようかな?」と思ったらエルラインへ |
|---|
![]() 足場工事からスタートし、今では施工管理の派遣、太陽光発電などに至るまで幅広い事業を展開。 グループ売上160億円、グループ全社員数500名以上を誇るまでになりました。 【働きやすい環境が整っている】 建設業の「休みが少ない」「給与が安定しない」というイメージを覆すため、 ・月給制を導入 ・年間休日120日(土日祝休み/隔週休2日制) ・定時退社可能 ・寮や借上げ社宅あり(家賃70%補助、食事付きも選べる) ・DX化により作業効率アップ(「DX認定事業者」の認定を取得) など、働きやすく、生活面でも安心できる環境を整えています。 【多彩な現場がある】 都内~関東近郊の大規模工事現場が中心です。マンション・商業施設・プラント・競技場など多岐にわたります。ここ数年の実績としては、医療系複合施設、国内最大級規模の体操専用体育館を施工しました。 【土工+αの作業に携われる】 現場の種類が多いことから、足場の組立・解体など土工以外の作業も幅広く手掛けることができます。 今なお現在進行形で拡大中のエルラインでは、この勢いのある環境で一緒に大きく成長していく仲間を募集しています。 学歴・経験不問です。 「こんな風に働く」をイメージするために、実際の現場を見学してみませんか?(交通費全額支給) どうぞお気軽にご連絡ください! |
6. まとめ
土工について解説してきました。
要点を以下にまとめます。
▶︎道路工事、ダム工事、宅地造成工事といった土木工事において、人力または重機で行われる基盤整備の工程を「土工」と呼ぶ
▶︎土工に含まれる主な作業は以下の通り;
- 切土(きりど)・盛土(もりど)
- 掘削・床掘り・埋め戻し・地ならし
- 土砂類・資材の運搬
- 杭打ち・杭抜き
- コンクリート施工
▶︎土工の仕事のやりがいとして挙げられるのは次の2つ;
- 自分の手で人々の暮らしを支える土台を築いたという実感
- スケールの大きな仕事に関われること
▶︎土工の仕事の大変さとして挙げられるのは次の2つ;
- 体力面のキツさ
- 気候条件の厳しさ
▶︎土工の仕事を無理なく続けていける人に共通する特徴は次の3つ;
- 体を動かすことに対し前向き
- チームワークを大切にする
- 安全意識が高い
▶︎土工の仕事に従事するなら、ある程度の規模や体制が整った会社を選ぶことが大切。
身体的・精神的負担が軽減されて長く働き続けやすい。
本記事が、土工という仕事への疑問を解消し、あなたにとっての「土工」をより具体的に考えるきっかけとなれば幸いです。







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